2/20・2/26 サンシャイン劇場『ラヴ・ミー・ドゥー!!』:梅棒

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梅棒は過去5回公演観てきましたが、
今回の内容は過去最高の『超ピカイチ!』クラスに良かった。
越えたかというと微妙だが、見終わった後の満足感や、もう1回見たいと思える感覚、
キャラクターの無駄の無さなどは、超ピカイチ以上にあったと言ってもいいだろう。
涙の量も今までで一番でしたね。


ただ、不満点というか気になった点も目立った。
先にそっちから挙げていこうかなーと思います。







〇ストーリー

アイドルオタクのメデル、喧嘩っ早い丈、アイドル好きの女性マリ。
3人は幼馴染(といっても中学校の時に知り合った?)。
時は5年ほど流れ、相変わらずオタクのメデル、不良グループに属した丈、
地下アイドルになったマリはひょんな事から再会。
世界一のアイドルの大会「WIC」の頂点を目指すマリとそのライバルキャラとの
確執を描きつつ、3人の人間ドラマが絵が描かれる、って感じかな。


文章化したら、今までの梅棒公演の中では長いというか複雑に感じますが、
かなり分かりやすく面白い内容でした。
アイドルを描いた、というのも俺的にツボでした。


俺的に今回のストーリーで一番面白いと思った点は、
アイドルのプロデューサーで、「とぅんく」という
つんく♂みたいな名前の小室みたいな外見のキャラがいるのだが、
その人が不良グループに拉致られて、
ライバルユニットのプロデュースさせられるって点ですwww
いやそこ武力行使なのかよ!っていう…
妙にツボだったなー。



ちなみに今回の公演は、第3回公演「男なら、やってやれ!!」の続編だそうです。
もともとこの公演の再演の予定でしたが、色々あって続編という形になったそう。
この3回公演は昔過ぎて当然見てないし全然知りませんが、HPのあらすじによると

http://umebou.daa.jp/otokonara/info.html

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いまは高校生になった3人の男女は、幼なじみ。
内気でオタクなヤマダ少年は、歌と踊りが大好きなリサと、やんちゃで腕白なオグリだけが友達だった。
3人は固い友情の絆で結ばれていたが、とある事件と、急なリサの引越しから疎遠になり、時が過ぎた。
荒れて暴走族にいるオグリ、アイドルを目指すリサ、内気なままのヤマダ。3人の青春が意外な形で交錯する……。

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と書かれていて、今回の公演とほぼ一緒なんですよね。
もちろん詳細は全然違いそうだし、
WICのようなアイドルの大会があるのかどうかも不明ですが…
本公演も前作を見てる人ならニヤリとするような場面も多数あると思われ、
「再演の予定が続編になった」というのも理解出来ます。




〇不満点

・幼馴染3人のラスト(丈)

丈は不良グループに属し、他の2人と対立するような形になるのですが、
最終的に仲良くなってハッピーエンド、みたいな形にならなかったこと。
それがアレッ!?え、このラストなの?この処理なの???
みたいな感じになって、モヤったな~。

というのも、これが普通の映画やドラマなら全然アリだが、
梅棒ってのはスッキリ分かりやすく、ハッピーエンドってのが常なのよ。
そして今回のラストだって、敵側である不良グループと和解して、
最後は役者がほぼ全員集合して、めっちゃいい感じのラストなのよ。
すげー収まりもいい。
納得も出来る、それこそ梅棒のラストらしい、笑顔になれるいいラスト。
なのに…その場面に丈だけいない。
遠くからスマホ越しに見守っているような、そんな感じ。
意識はしているが、実際に会って和解したわけでは無い。
幼馴染3人の人間ドラマを主軸にして、そりゃねーよー!!!
めっちゃいい内容でめっちゃいいラストだっただけに、余計にショックでしたわw


あと、この丈ってのが、なんで不良グループに属したのかも分からないし、
中盤以降は、不良グループにいる事での葛藤で苦しんでばかりで、
なんかなーって感じもある。
ついでに幼馴染である最初のシーン、色々な情報から中学時代だと思うけど、
高校生にしか見えないんだよなー…
ブレザーじゃなくて学ランにすればよかったのに。
あるいはもっとイモ臭くするとか。
あれ、中学と高校じゃ結構印象違うよ。




・「リサ」について

メデルとマリが推していた、伝説のアイドル「ぷらちな娘。」のメンバーがリサだ。
作中では「LISA」と書かれた黄色の推しタオルが重要なアイテムとなってるが…
何故「リサ」なのか。
今だったら、鬼滅の刃の方を連想しちゃうし、
マリを演じる役者は新垣里沙
マリを演じる里沙がリサ推し?!
紛らわしいというか、何か意味あるの???って思っちゃう。
あのタオルも、もしかして鬼滅の刃のLISAのライブグッズか?
と、1回目見た時に思いました。


その後に色々調べて、ぷらちな娘。ってのは前作である3回公演の登場人物で、
そこからの引用だから、しょうがないのかなーと納得は出来ましたが、
何も知らないで見たら、ひっかかった部分なのは間違いないです。

ちなみにぷらちな娘。は3人組ですが、
プラチナ期の新垣里沙高橋愛田中れいながモデルになってるとか。




・WIC出場申し込み時の写真について

アイドルの大会「WIC」は女性限定。
不良グループ側のアイドルであるLil Carmillaは女1,男2のユニットだ。
受付しようとも突っぱねられ、
色々あって最終的に男が女装して写真を撮って書類が通る、
というシーンがあるのだが…
最初に普通に写真撮って、突っぱねられて「ここは女性限定ですよー」って
言われるやり取りが不要。
それやらなくても、女性限定ってのは文字で説明してるから、
普通にやっても弾かれるのは目に見えている。

というか、俺は最初にこのシーンでスマホで写真撮った時に
「ああ~、アプリで女装化して、それで突破するわけね」
と思った。
でも実際は違い、ただ普通に撮って、突っぱねられる。
そりゃそうでしょ!
これが実際に女装したメンバーを連れていって受付突破、というならわかるが、
ここは書類だけでOKになっている。
だったら女装アプリでいいじゃんって感じなんだよなー。
梅棒は基本アイディアが素晴らしく、テンポも良いのに、
ここだけアレってなったなー。




・クライマックスのわちゃわちゃ

さすがにあまりにも色んな所で色んな事が起こりすぎなので、
頼むからもっと減らすか整理して見せてくださいお願いしますwww
あれ10回くらい見ないと把握できないぞwww



・ライブシーン

この舞台はアイドルがステージで歌うシーンがいくつかあるのだが、
メインのアイドルが頭からケツまで普通に歌うシーンがない。
ライバルに邪魔されたり、ドラマパートが挟まってしまう。
それは梅棒だから、という点で納得出来る部分はあるのだが、
普通に見たかったなー。
TIFにfeat.梅棒とか出てくれないかなw
やついフェスに梅棒出てるんだから、なんかあってもいいでしょー。
特に今作のメインアイドルであるMaRiAnnaは
モー娘。、元フェアリーズ、元てれび戦士(これだけ微妙かもw)
という強力な3人組だから、ヒキはあるんだけど…








〇メデル(多和田任益)

過去に客演で出演して、そのまま梅棒に入りたいと志願。
梅棒メンバーとしてのデビュー戦でいきなり主演です。
オタク役ですが美しいお姿はしっかり分かります。




〇マリ(新垣里沙

いやー…モーニング娘。のメンバーを生で見る事なんてなかなかないからさー。
TIFの矢口とか辻ちゃん以来かな?
しかも「役者:新垣里沙」のイメージなんてまるでないし。

しかし、めっちゃ良かったですねー。
分かりやすさが求められる梅棒でかなり顔の変化があった。
正直娘。時代はそこまで感情豊かなイメージも無いからさー。
幼馴染の3人だけでなく、アイドル描写でも出番が多いので、
一番の主役と言ってもいいでしょうが、その責務を立派に果たしておりました。


地下アイドルとしてイトーヨーカドー的デパートの屋上で歌うシーンがあるんだが、
あれは良く出来たシーンでしたねー。
控室の感じとか「あー伝わるー!良く出来てるー!」と思いました。
その時のBGMがaikoで(後にスカパラのfeat.aikoの曲と分かる)
「地下アイドルのライブシーンにaiko?」とか思うけど、
その時のシーンの情景含めて、いい味出てるのよねー。




〇丈(押田岳

ライダー俳優らしい。
イケメンなのは分かるが、舞台ならもっと顔が濃い方がいいかなーと思っちゃいました。
役柄的に目立ちますが、それでないと印象薄い…
最初不良グループの一員になってるの全然気付きませんでしたw

不良グループ側について、その葛藤に悩まされるわけですが、
「ウチの親父が最強」の多和田さんが演じた一文字と被るかなー。
まあ、しょうがないけどねー。




〇リア(鎮西寿々歌

マリと共に、3人組アイドルMaRiAnnaを構成する1人。
ポジティブキャラで、途中3人が険悪な雰囲気になった時も前向きな姿勢を見せ、
怪我した時も懸命に練習に励む姿は涙を誘います…マジでマジでマジでええええ!!!
チラシに書いてる「昭和アイドル大好きっ子」というのは
観劇しても分かりませんでしたが、
そういうキャラも納得出来る雰囲気はあります。

前回キャラメルボックスとコラボした公演に出てた、
キャラメルボックスの原田さんにかなり似てると一回目は思いました。
二回目は思わなかったけど。
席が遠かったからさー。




〇アンナ(野元空

MaRiAnnaの一人でクールでダンスが得意な感じ。
元フェアリーズってのは、1回目見てしばらくしてから知りましたw
俺はカッコいい系が好きなので、3人の中では一番好きかもねー。
特に練習着のチョイスがキャラクターとマッチしててすげーいいなーと思いました。
金髪も〇。
途中離脱しかけるのですが、割と早く戻ってきちゃって、
もっと引っ張った方が好みかなーと思っちゃいました。
何なら敵側についても面白かった。


ちなみにデビュー記者会見の映像では、黒髪ですw
その前後が金髪なので、割と違和感あります。
結構前に撮ったのかなあ。
パンフ写真は茶髪だから、映像だと黒髪に見えるけど実際は茶髪って感じなのかな?




〇とぅんく(天野一輝)

ぷらちな娘。のプロデューサーで、MaRiAnnaを作り、
ぷらちな娘。では果たせなかったWICのアジア予選突破を目指すが、
不良グループの武力行使で不良グループ側のアイドルをプロデュースする。
ぷらちな娘。と関りがある事から、前作である3回公演にもいた可能性大。
だとしたら、知ってたらかなり熱いでしょうねー。
それでなくても、ストーリーを動かす重要な役回りで、熱さはあります。
プロフェッショナル仕事の流儀風の映像はかなり◎。




〇レイナ(池田遼)

ぷらちな娘。の元メンバーで、とぅんくが敵側についた後の、
MaRiAnnaのプロデュースを務める。

おそらく会場人気1番なんじゃないか?って位拍手が起こる素晴らしいキャラクター。
もちろん俺も一番好きwwwww
いやーまーじで最高www
例えるならミッツマングローブ
それをもとシュッとさせてキレッキレにした感じか。
演じる池田さんは男性だと思うが、「だと思う」ってのがついちゃう位、女性らしい。
それは指先や歩き方だけでなく、目つきとか、骨格とか、髪型とか、
そういう外見の部分にまで、何とも言えないそれっぽさがあって、非常に漫画的。
つまりはキャラクターの塊なのよ。

特に(プロデューサーとしての)初登場時の、倖田來未の『Butterfly』にのせて
MaRiAnnaを指導するシーンは、非常にテンポよく面白く、良く出来てるなー、
と思わせる内容。
見事に蝶のように成長していきました。
今作屈指の名シーン。
マリが「憧れの人だー!」という表情してるのもめっちゃいいんだよなー。


池田さんは前回のキャラメルボックスとのコラボ公演でも、
存在感のある女性役と、悪魔の役やってて、そういやこの人、悪魔顔だなーとwww
だからこそ絵になるし、存在感あるんだよなー。
次回公演は池田さんの所属する劇団とのコラボ公演なので、ますます楽しみです。




〇ヤマダ(櫻井竜彦)

秋葉原のオタクショップの店長でアイドル好き。
冒頭から登場し、作品の導入として重要な役割を持っている。
後半オタクとしての本性?を表し、
HOT LIMITの格好してサイリウムぶっさして登場したシーンはめっちゃ笑ったwww

後から分かったが、前作の主人公で、役者も一緒という事で、
前作を知ってる人ならかなり胸アツなキャラだったんじゃないでしょうか。
相変わらずのオタクキャラなのは、成長してなくてどうなのって気もするけどw




〇正井(塩野拓矢)/折木(涼宮あつき)

主人公であるメデルと一緒にMaRiAnnaを応援するオタク仲間。
よく不良グループに絡まれてる描写があるので、
なかなか心が痛みますw

塩野さんは過去にオヤジ役やいじめっ子役など、
いかつい役が多かったので、この役柄は意外でしたね。
ていうか、観終わってパンフ見るまで全然分かりませんでしたw


涼宮さんはリアルアキバボーイズの人だから、
オタ芸とか上手いのかなーと思いましたが、
特別そういう方向に特化したシーンは見られず、
逆に?普通にブレイクダンスみたいなのが上手かったですw




〇はり子(YOU)

マリが地下アイドルをやってる頃から応援してる熱狂的なファン。
このもじもじした感じの描写がいかにも!!!!って感じですげーいいwwww
まあ、これも漫画的な一種の誇張なわけだが、好きですねー。
グッズを段ボール買いしてたのは笑ったwww
YOUさん自体はダンスもキレッキレなので、
もっとアクティブなキャラクターを見たかった感も無いわけではないが…

途中からMaRiAnnaの衣装を担当するという展開も良かった。
MaRiAnnaの衣装は計3つあるのですが、2つ目の衣装、微妙過ぎない…?
1つ目からの進化系ってのは分からんでも無いが…




〇Al Ca Parka

パーカーを着た不良軍団。
今回の敵勢力にあたり、総勢7人の大所帯。
ダンスは不良ならではのカッコよさもあり、
初登場時の


【MV】Mr.Parka jr /Mr.Parka jr. ft. Dr.Turtleneck

この曲に合わせてのダンスは、
面白さとカッコよさが融合して素晴らしいの一言。
この曲全く知らなくて、
過去公演の『飯はなるべく一緒に食う』みたいに、
また面白い歌見つけてきたなーと思って、今調べたら、
まさかのチョコプラの歌?でめっちゃたまげたwwww
いやー言われてみると芸人らしい歌だよなー、とw
ていうか、この歌ありきでパーカー軍団にしただろw




〇羽賀純也(楢木和也)

前述のパーカー不良軍団のボス。
派手な髪や装飾と、一目でわかるボス感と、悪人表情がかなりいい味出してます。




〇襟奈っち(えりなっち)

パーカー不良軍団に唯一いる女性。
他の不良と3人組アイドル?「Lil Carmilla」を結成し、
MaRiAnnaのライバルとして立ちはだかる。

ところでこの襟奈っち、チラシを見ると、
不良軍団のボスである羽賀の妹という設定らしいが、
舞台を見てる限りだと、その設定は全く分からない。
まあ、「不良側にいる女」ってだけで、十分ストーリーは通じるが…
恋人設定だったら、いちゃいちゃしてたりキスでもしてれば関係性分かるのに。
妹設定を動きだけで伝えるとか無理があるぞ。
そもそも伝える気がない?

あと、ここだけ謎に役名と役者名が一緒なんだが何故w
インスタライブによると、あの髪型は兄妹そろって頭皮に結構ダメージを受けてたっぽいです。




〇裄村(野田裕貴)/衽沢(J)

「Lil Carmilla」を構成する不良2人。
それぞれ緑、青のメッシュが入っているが…
途中から色濃くなった?
一回目見た時は全く気付かなかったぞw




〇前身頃(鶴野輝一)/後身頃(遠山晶司)

パーカー不良軍団の一員。
時折チェックの服に着替えてオタク軍団に混じり、
MaRiAnnaの偵察したりもする。

で、この後身頃が、はり子に恋をして、
葛藤したり不良軍団を裏切ったりするのだが
この、はり子に恋をする描写というのが、1回目見た時さっぱり分からなかった。
分かってから2回目見たら、十分すぎるほどサインはあるのだが…
やっぱり、舞台上の色んな所で色んな事が起こってる中なので、
その中にこの脇役キャラを注視して見ないもんなー。
舞台上の色んな所で色々起こるって、そんなにいいもんじゃないよ、多分w


あと、二人の関係性がぎくしゃくした時に、
仲良かった昔のムービーが流れるシーンがあるんだけど、
あれって三段オチのギャグって捉えてるんだけど、正解?

最初に幼馴染3人の、昔は仲よかったムービーが流れ、
次に不良側についたプロデューサーのとぅんくが、
昔のMaRiAnnaプロデュースしてた頃は良かったってムービーが流れ、
この2つは分かる。
けど、最後にこの2人の昔は良かったムービーが流れ
「いや、あんたら脇役じゃん!そんな思い入れないし、たいした描写もなかったじゃん!」
ってツッコむためのムービーだと解釈してるんだが…




〇J・I・パーク(伊藤今人)

アイドル大会WICの主催者であり審査員。
今人さんは、メインの面々とはちょっと外れた位置の役をやる事が多い
&セリフ有の役が多いようです。

名前の通り、JYパークのモノマネをしており、
めっちゃ似てますwww
元ネタが分からなくても、いかにもってしゃべり方で十分面白いです。





〇WIC

最初のアジア予選では、MaRiAnnaが不良グループに邪魔されて、
思うようなパフォーマンスが出来ず、とても合格出来るようには見えなかったけど、
ギリギリ合格。


1回目見た時は、パフォーマンスが終わった後に点数が出ると思ってたんだけど、
パフォーマンス中に点数が上下するようになってた事に2回目に気づき、
よく見てみたら、最初に満点までいって、
そのあと邪魔受けて不合格ラインまで下がって、
最終的にギリ合格、みたいな点数の動きが分かって、へーって思いましたね。
これなら納得。



決勝では、MaRiAnnaとLil Carmillaが交互に歌うような演出があり、
かなりカッコいい!
さすが梅棒、同じことはしないぞって感じでした。


ちなみにご都合主義とはいえ、WICには上記2組以外のアイドルは存在しませんw
J・I・パークも「ちょっと厳しくしすぎました」とか言って、笑いに変えてたのは〇。






〇その他気になった事


・梅棒の公演はステージを飛び出して
客席でのパフォーマンスや移動があるのが常なのだが、そういうのは一切無かった。
おそらくコロナ対応かな。
あったらあったで嬉しい気もするけど、正直完全に忘れてたので、
全く問題ないですw


・今作ではムービーがちょいちょい挟まるのですが、
普通に正面に映し出されるだけでなく、
左右に可動式の柱のようなものがあり、それに映し出されます。
しかも特筆すべきは、それがメッシュのようになってて、柱なんだけど、
その奥で役者がやってる事も見えるようになってる。
これがめっちゃすげーなーと思いました。
1回目はかなり端だったので「うわー柱あったら見えないぞー」とか思ってましたが、
全然そんな事ありませんでした。


・セリフが(ほぼ)無いってのが梅棒の特徴だが、
今まで見た中で一番多かったような気がします。
ムービー含めて。
それもあって分かりやすいのもあったのかな。


・オーディションのシーンで、マリが襟奈っちにマイクを壊され、
困惑するもアカペラで歌い、審査員を驚かせる、って展開は良かったなー。
何と言ってもそれをセリフ無しでテンポ良く伝える表現力ね。


・パンフ見ると、MaRiAnnaの曲の歌詞に
「さよなら ドルチェアンドガッパーナのパフューム」って歌詞があって吹いたwww
なお、劇中ではこの歌詞に特に意味はありませんw


・今作が何故こんなにも面白いか、というのを考えた時に、
「日常を描くシーンが少ない」というのが一つの答えなんじゃないかと思った。
『Shuttered Guy』では、前半が日常を描き、
後半からストーリーが大きく動いていった。
『ウチの親父が最強』でも、最初の1/3は、家族の日常を描いていた。
それは、舞台に入り込む要素として必要だし、否定する気は全く無いが、
ストーリーに動きがあるシーンがあった方が楽しいってのはあるね。
その点、今作はストーリーに絡んだシーンばかりなのが、面白さに繋がっていたのかも。


・アイドルがテーマの舞台とあって、
開演前BGMはアイドル楽曲がノンストップのリミックスで流れます。
舞台用に誰かが作ったのだろうか?
2010年代が7割で、2000年代が3割ってのが体感。
アイドルも一般人が知ってるようなメジャーどころだけでなく、
GEMや9nineなども抑えられていて、待ち時間も楽しかったです。





〇印象的な楽曲


・ABCがワカラナイ/ Hi Cheers!


Hi Cheers!「ABCがワカラナイ」Music Video


今回のメインテーマになってる曲。
それ故に聞く機会も多く、普通にいい曲だなーと思いました。
今回の一番の楽曲的収穫まである。




・ANIMA/ReoNa


【SAO】ReoNa - ANIMA (Music Video YouTube EDIT ver.)


OPダンスで使われた曲。
「魂の色は何色ですか」という問いかけが印象的で、
舞台の雰囲気に引き込まれる。
大サビの展開が良く、
最後主演である多和田さんがバーンと出てくるところがカッコよすぎる!




・ハルカ/YOASOBI


YOASOBI「ハルカ」Official Music Video

リアの涙を誘うシーンで流れてた…と思う。
Bメロ~サビの展開が秀逸で、物語性があり涙を誘います。




・スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック/敷島魅零&処女まもり


ヤマダがHOT LIMITの格好してヲタ芸前回さく裂するシーンで使われます。
シーン通りのぶっとんだ電波楽曲で、シーン含めて楽しいです。
はり子の「いきます!」は、多くの人の胸に刻まれていたようで、
「俺だけじゃなかったんだー」感が凄いですw




・推しのいる生活/キュウソネコカミ


キュウソネコカミ - 「推しのいる生活」




舞台を見ながら「推し」というワードが強調されていたので、
「これ、『推しのいる生活』かかるんじゃないか?」とか思って見てたら、
本当にかかって、うおおおおおお!!!ってなって、
舞台の内容全然入ってこなかったwww
しかもそのシーン、クライマックスで情報量めっちゃ多い所だったのにw

この曲、新アルバム出たタイミングで出演した
アトロクのライブパートでもやってくれて、
このコロナ禍の中で推しを応援する大切さは、キュウソネコカミ公認だと思うし、
そういう情報も含めてこの選曲は嬉しかったですね。




・ザ☆ピ~ス!/モーニング娘。


モーニング娘。 『ザ☆ピース!』 (MV)


最後のシーンで使われました。
要はハッピーなエンディング。
完全に忘れてたんだけど、
この曲の最後は「曲が終わったー、と思ったら終わって無かったー」
っていうのが数回繰り返されるギミックがあって、
3人組のMaRiAnnaに襟奈っちが加わって4人組になったMaRiAnnaっちが、
センター争いをして終わるという、あまりにも収まりの良い使われ方していて、
いやー素晴らしいなーって気持ちで終わりました。
まあ、丈の扱いの悪さにはモヤってたけどねw





〇会場や集客について

会場は前回のキャラメルボックスコラボ公演と同じサンシャイン劇場
土曜と平日(金曜)の2回行ったのですが、
土曜はほぼ満席。
平日も8割方埋まってました。
キャラメルの時は、後ろの方はガラガラだったんだけどなあ。
コロナ禍でこんなに入れていいの?とか思いますが、良く分かりません。
HPにも

緊急事態宣言期間延長に伴い、観客数が定員の50%以上に達している公演は、当日券を含めた新規チケットの販売はいたしません。
50%に達していない公演は、50%となるまで販売を継続させていただきます。

って書いてるけど、当日券出てた平日も、50%以上いたように見えたけどなあ。
まあ、見えてただけで、実際どうかは分からないが。






そんなところかなー。
なんだかんだで梅棒は裏切りません。
至高です。
1回目の最初のシーンで俺ちょっと泣いちゃったもん。
「あー、梅棒だああああ」って感じになってw
今回はうっかりしてSS席を買えなかったのが心残りだったので、
次回からは有料会員になって備えたいと思います。