ザ・トップ5 シーズン3ランキング

番組が始まった頃の順位は


1位 火曜日 ジェーン・スー堀井美香
2位 水曜日 コンバットREC&林みなほ
3位 金曜日 高橋芳朗江藤愛
4位 木曜日 高野政所杉山真也


でした。
この頃の順位は、「どれだけ引きの強い、魅力的なパーソナリティーがいるか」
でした。




まず火曜日には、シーズン2での「ザ・トップ5総選挙」で納得の1位を取った
ジェーン・スーがいます。
俺自身もシーズン2でその面白さを感じていたので、当然の1位です。


2位はRECさんがいるから。
存在を知ったのはブブカUSTREAM「豪STREAM」。
誰だか分からないマイナーなオッサンがTBSラジオでレギュラーを!?
この大抜擢こそがトップ5を聞こうと思えるヒキになりました。


3位は江藤愛がいるから。
江藤アナは「爆笑問題の日曜サンデー」を務めていたので、
そこで馴染みがあったから。

とはいえ、日曜サンデーはあくまで爆笑問題がメイン。
江藤以前に日曜サンデーのアシスタントを務めていた竹内香苗は、
伊集院光・日曜日の秘密基地」での伊集院とのやり取りで
ある程度のキャラとパーソナルが見えていて割と好きだったが、
江藤はなーんの印象も無い。
ただ「知ってるだけ」というレベルの引きの弱さだ。



4位は二人とも全然知らないので4位です。




この順位が最終的にどう変わったのか…
以下のようになります。





○4位 火曜日 ジェーン・スー堀井美香
最初 1位
→途中 3位
→最後 4位


別に4位だからと言ってつまらないわけでは無い。
あくまでも他と比べて、の4位だ。


ジェーン・スーは確かに面白い。
けど、笑いに繋がってない。
(あくまでも他と比べて)そんなに笑ってないんだよなー。
「面白い=笑える」では無い。
笑ってないけど面白いと感じる事はいくらでもある。
そんな感じなんだよねー。

そしてパートナーの堀井美香
全く知らない人だったが、
俺と同じ、TBSがネットされない秋田出身の局アナという食いつき要素と、
どことなく天然で風変わりなキャラクターは、確かに面白かった。
60歳くらいのおじいちゃんとのデート話は、途中から聞いたけど、なかなか強烈だった。

番組の狙いでもある、アラフォー女子二人組、という組み合わせは、
最初どうなるかと思ったが、一定の面白さはあった。
狙い通りだったのかもしれない。


けど…印象として、シーズン2のジェーン・スー神田愛花は超えられなかった。
神田はオンバトによる多少の親しみと、
NHKアナがフリーになってどういうトークジェーン・スーと繰り広げるのか、
という引きがあった。
そして年の差による面白さもあり、笑いも多かった。
それに比べると、ちょっと落ちる。



また、トップ5には音楽のランキングのコーナーがある。
そこでのジェーン・スーのコメントは「さすがだなー」と思う事が
シーズン2では多かった。
ところが、シーズン3では、長期に渡りランクインした
スパイシーチョコレートの『ずっと』の歌マネに終始して、
全然コメント言ってくれないの!
これも不満だったなー。



あと、個人的に火曜は一番聞けなかった。
残業が19:30の日と被る事が多く、最終回はまるまる聞けなかった。
そんな不運も重なった。






○3位 木曜日 高野政所杉山真也
最初 4位
→途中 4位
→最後 3位


最後の最後に火曜を抜いて3位に。
引きの無い面子ではあったが、火曜よりも笑いが多く、
トップ5の魅力であるチーム感が火曜よりあった。
火曜より愛せた。


一番印象に残ってるトークは、クリスマスあたりのプレゼントランキングで、
子供向けの「動物限定アキネイター」みたいなおもちゃを
実際に使ってみて、想像した動物を当てる、というもの。
これがなかなか当たらず…どんどん時間が経っていく…
俺はこの時コンビニに寄ったんだが、結末が気になり車から出られず、
それでも終わらないから、速攻で買い物済ませて、
radikoで時間遡ってまでして聞いたもんなー。


他にも、スタッフ含めてパンツ一丁で放送したり、
ネットで話題になったm.c.A・Tがハイパーヨーヨの帽子を被っていた話
(そもそも政所さんがハイパーヨーヨに関わっていた事を知らなかった)、
インドネシアのDJ話など、政所さんの職業的な面白さが良かった。



つまらなかったのは、常識的ランキングのコーナー。
他の曜日は、みんなが知ってて当然のランキング
(りんごの生産量多い県トップ5とか)を振り返り、
そこでのやり取りが面白いんだが、
木曜だけ、半年遅れであまちゃんを見て、その感想を言い合うコーナーに。

2013年のうちは
「半年遅れであまちゃんを見ている」というギャグみたいなのが
成立していたが、
2014年になり、世間であまちゃんの話をする人がほとんどいなくなると、
「今更何話してるんだ?」
という寒い感じしかない。
しかも俺はあまちゃんを見てないのでサッパリ分からない。
面白いわけがないw






○2位 金曜日 高橋芳朗江藤愛
最初 3位
→途中 1位
→最後 2位


それまで江藤アナは
「日曜サンデーのアシスタントを務める人」でしかなかった。
個性の強い爆笑問題の影に隠れてアシスタントに徹し、
江藤アナ自体の個性、魅力は何一つ日曜サンデーからは伝わらず、
興味も持てず、どうでも良かった。

ところが、ラジオを聞いてみると、
「江藤アナってこんな人だったの?!」という様々な個性が伝わってくる。
全く興味が無かった、という点もギャップに繋がり、
急速にハマっていった。
笑い方一つとってみても
「この人、こんな笑い方するの?!日曜サンデーの時はこんな笑い方してないじゃん!」
という、漫画みたいな「キャハハハハ」っていう笑い方。
日曜サンデーでは見せなかった一面が見れる、
それが魅力に繋がった。


特に食いしんぼキャラは、牛角のランキングの時に、
「今日は番組で牛角を食べられる!」と、ブログに書いたり
食事を抜いたりして、いざ番組で牛角が食べられないと分かると
涙が溢れちゃう、というエピソードが可愛すぎる!
どんだけ食べたいんだよ!みたいなw

他にもオシャレに無頓着だったり、過去の恋愛話とか
地元の話とか色々面白いし、庶民的な感じがいいんだよねー。



そして相方の高橋芳朗
ラジオ聞いてて思ったのは
「この人、江藤アナの事好きなんじゃない?」って事。
ブログはチェックしてるし、日曜サンデーも聞いてるし、
ひるおびもたまに見てるっぽいし、
すげー江藤アナの事を追いかけてるように感じたんだよね。
世の中には様々な仕事があり、時間の使い方もそれぞれですが、
結構これって時間に余裕が無いと出来ないと思うんですよ。
それをしている芳朗さんは、江藤アナの事を好きなんじゃないか?
んで、江藤アナは、もちろん芳朗さんの事を嫌いではないが、
特別恋愛感情は無い。何とも思ってない。


そう思って聞いたら、すげー面白いんですよ。
ザ・トップ5の魅力の一つは「二人のやり取り、関係性」にある。
そこに恋愛感情が加わったら、より関係性が面白くなる。


まあ、実際はそんな事無い、そもそも芳朗さんは結婚してる上に
子供も産まれたし
(ていうか子供産まれた話を聞いて「結婚してたの!?」って驚いたw)、
公開生放送の表情とか見ても、
「あれ、意外と冷めてんなー」とか思ったし、
恋愛感情なんて無いんだろうけど、
その真実に気付いた頃にはすっかりこの二人の関係性を好きになっていたので、
順位に影響は無いです。




極めつけは、江藤アナの新キャラクター「エティ」だ。
俺だって毎週聞いてたわけではないが、
エティ誕生の瞬間を聞けたのは幸運だと思っている。

石川梨華みたいな声に憧れていた」という江藤アナが
石川梨華の真似でしゃべり始めたら…
「うわ可愛い!こんな声も出るのか?」と最初は驚いたが、
何だかぶりっ子を超越した、妙なキモ怖さもあるw
声だけじゃない、中身の面白さもブレイクして恒例の人気キャラに。

個人的には、キャラが定着して用意された台本を読んでるよりは、
キャラが産まれ始めた頃の江藤アナが自由にエティを演じていて、
あまり怖がられている事に気付いてないor怖がられている事に
ショックを受けてる頃の方が面白かったかなw





1位 水曜日 コンバットREC&林みなほ
最初 2位
→途中 2位
→最後 1位



最初はRECさんにしか興味なかった。
しかし、パートナーの林みなほが思わぬ伏兵。
面白すぎる!!!!!!!!!!!!!!



火がついたのはツンデレキャラ。
最初はただ単に原稿を読んでいただけかもしれない。
「REC」と、一回り以上も年が離れたRECさんを呼び捨てにするのは、
原稿とはいえインパクトあった。
デレっぽいフリは、「RECさん勃起しちゃうんじゃね?」という位、
聞いてる側をドキドキさせた。
原稿に書いてないデレコメントを言ってRECさんが固まっちゃったのは
すげー印象に残ってる
(実際は耳に指示があったっぽいが)。


調子に乗ってきたのか楽しくなってきたのか、
色んなキャラを演じさせられるようになってきたせいか、
原稿無しでも、アドリブでもキャラっぽい発言や
その他自由な面白発言が出るようになり
(もともとどこまでが原稿でどこからが自分でしゃべってるのかなんてわかんないけど)
どんどん面白くなっていく。


エピソードも印象に残るのが多い。
中学校の時(高校だっけ?)部活の仲間と集まって
AVを借りに行ってみんなで見た、なんて話は、
「女子アナなのにそんな事言っちゃうのかよ!ていうかそもそも18歳未満はダメだろ」
なーんて面白さがあるし
(「AV」という単語を出していなかったので、最終的にイメージビデオ、と逃げれたのは秀逸w)、
胸が大きいのが嫌(?)なのでサラシを巻いてる、なんて話は、
「そんなやつ聞いた事ねー!」って驚きがあったし、
部活がゴルフ部、なーんてのは面白くも何とも無いはずなんだけど、
「元ゴルフ部」って聞いた事無いじゃん?
ゴルフ部自体が珍しいし。
そういう印象の残り方が凄い。


AVネタじゃないけど、下ネタにも乗っかってくる事多いよな。
新メニュー警察で太くて固いソーセージ?みたいなやつ紹介した時の
リアクションは、明らかに原稿じゃなかったもんなーw
RECさん以上に連想ワードを連呼して、
RECさんも「この人の方が乗っかって来てるんだからな!」みたいな事を
言ってた気がする。
江藤アナだったら絶対こんな風にはいかないじゃん。




今まで男性パートナーばかりだったRECさんに初の女性パートナーがこの林みなほ。
はじめはどうなるかと思われたけど、キャラクターの強さとグイグイくる感じで、
遠慮がちなRECさんも否応なしに巻き込まれていく。
気がつけば「RECさん目当て」で聞いてた水曜日は、
いつしか「林みなほが40代のアイドル好きのマニアックなオッサンをいじる番組」
みたいな聞き方をするようになっていた。



そんな水曜日も、金曜日は越えられない…というのが俺の評価だったが、
変わったのは終盤&最終回。
林みなほがトップ5を好きになっている感じは伝わっている。
最初緊張していて、フリートークとか原稿無しでは出来なかったような人が、
その番組を好きになっていく、という感覚はよくわかる。
最終回が来るのを惜しむ林みなほ…
そして訪れた最終回。
最後の思いの溢れるコメントで涙する林みなほ…
つられて涙する俺www
そう、気がつけば俺は林みなほの事を好きになっていた。
この瞬間、金曜を越えていた。



トップ5の魅力であるパートナーとのやり取りや関係性、
パーソナリティーの成長、終わりの魅力、
全てが林みなほに詰まっていた。
極論を言うと「ザ・トップ5 シーズン3=林みなほ」と言い切れるんじゃないか、
って位、彼女はトップ5を体言していたし、
俺は彼女にハマっていた。

だからといって、プレシャスサンデーを聞こうとは思わないし、
他のテレビやラジオをチェックしようとは思わない。
プレシャスサンデーでトップ5のような面白さは期待できないだろうし、
ニュースとか見てもしょうがない。
やっぱり素の状態が出やすいこういう番組で、
しかも相方がいる方が彼女の魅力が存分に発揮されると思う。




ちなみにRECさんの一番印象的だったエピソードは、
クリスマスの一番の思い出として、
HEY!HEY!HEY!の観覧で『ぴったりしたいX'mas!』を
前から二列目(最前列を女性で固めるので、男性の実質最前列)で見た、
というのを挙げた事かな。
他にもハローの選曲とかRECさんらしい部分も十分に楽しめました。