ザ・トップ5話

ザ・トップ5(以下トップ5)、シーズン3が終わりました(だいぶ前だけどw)。
http://www.tbsradio.jp/top954/




シーズン1はRECさんの回を2〜3回聞いたか聞かないか…
全く記憶に無く、この頃はジェーン・スーを男だと思っていた位の関心の無さ。


シーズン2になり、ジェーン・スーとRECさんの火曜、水曜は
そこそこ聞いていました。



そしてシーズン3、全曜日聞くようになり、帯で聞く習慣が生まれたこと、
12月から仕事が変わり、17:30〜19:30には仕事が終わるので、
帰りの車中や帰宅後の家で聞く事が出来た事など、
環境の変化に伴い、今までで一番聞けました。



そして最終回を迎えて俺がトップ5に抱いた感想は…

「こんなにも番組を好きになり、パーソナリティーを好きになった番組は21世紀で初めて」

と言うことだ。

元々俺は番組の新規開拓をしない。
聞くラジオを増やせば音楽を聞く時間が減る。
何かを増やせば何かを失う。
今のバランスを壊したくない。
だから、ずーっとやっているJUNKを中心に、パカパカやナイナイANNなど、
昔からやってるラジオを聞いている。

新規開拓をしないと、面白いラジオに出会えない。
「21世紀で初めて」というのは、そのせいもある。
けど、とにかく面白かったし、あの時間帯、あの番組を愛した。





○魅力その1 内容
「色んなテーマのトップ5を紹介する」という内容は、
雑誌「SPA!」のような
「たいして興味は無い、引きも弱いんだけど読んでみたら読む所いっぱいでほどよい情報が散りばめられていて面白い感」がある。
取っ付きがよくサラッと聞けて、それでいて面白さはしっかりある。



○魅力その2 リアルタイムで聞ける時間
凄い好きだったが、録音してまで聞きたいか、と言われると難しい所だ。
今回はラジオのオンエア時間が、俺の帰宅の車中や帰宅後の風呂の時間、
家でのパソコンの時間など、生活に見事にフィットした。
その環境でのBGMとしての機能性が素晴らしかった。
また、生放送という事で、ツイッターを読んでくれたり、
みんなのつぶやきを見る楽しさもあった。



○魅力その3 二人の関係性による面白さ&成長
俺はこの半年間で重大な事に気付いた。
「ラジオの面白さって何だ?」って事だ。
今現在俺が一番好きなラジオは爆笑問題カーボーイ
伊集院→コサキンときて、カーボーイという結論になった。

何故カーボーイは面白いか…
それは、パーソナリティーの二人の関係性が面白いから、
という事に気付いた。
太田の性格、田中の性格、大学時代からの付き合いやエピソード、
そのやり取りの面白さが番組の面白さに繋がっている。


同じ事がトップ5にも言える。
ジェーン・スーやRECさんは元々好きだったし引きの強いパーソナリティーだ。
けど、林みなほとか高野政所とか全然知らないしどうでもいい。
そういうまっさらな状態で番組を聞く事によって、
徐々に性格が分かり、どういう人なのか分かっていく。
はじめは緊張していったアナウンサー陣も、徐々に馴染み、番組に溶け込み、成長していく。
そして、二人のやり取りも進化していき、距離が縮まりより良いものになる。
8人それぞれに魅力があり味があり、嫌な人が一人もおらず、
番組を作っていく。
これには芸術的な美しさを感じた。



○魅力その4 終わりがある
これはラストで気付いた。
この番組はナイターオフの番組。
ナイターが始まると終了するので、下半期限定の番組だ。
来季のナイターオフにはまた始まる(多分)が、
組み合わせは変わる。
アナウンサー陣は総とっかえだ。

番組が終わりに近づく。
番組も終わりを煽る。
寂しさを感じるパーソナリティー陣とリスナー。


そして最終回。
俺はこの番組に愛を感じている。
パーソナリティーだってそうだ。
ツイッターのみんなだってそうだ。
けど、終わる。
そして、アナウンサー陣は番組への思いを語る…
グッと来ないわけは無い。
いや、グッと来るとかそんな簡単な言葉では片付けられない感情に襲われる。
たかがラジオで、こんな感覚に陥った事は近年無い
(くだらないお笑いばっか聞いてるからだろうがw)。

各曜日最後には様々なバージョンの『僕らが旅に出る理由』がかかり、
オーラスでは、ディレクターや作家といった制作スタッフを読み上げるシメ。
きっちりと終わりがある様式美。
これもまた美しい。





以上、これが俺の感じたトップ5の魅力であり面白さだ。
それに加えて、面白さだけじゃない愛があった。
番組を愛した。あの時間帯を愛した。
別にしっかり2時間聞いてたわけじゃない。
BGM代わりに流して頭に入って来ない、聞いてない時もある。
けど、それもまた心地よいし、「サラッとしている」トップ5の魅力だと思っている。
感動もあった。
仕事の調整をして公開生放送にも言った。
生のパーソナリティーの面々を見れた。
何もかもが良い思い出だ。



ありがとう、ザ・トップ5。
2014年下半期、果たして俺は聞ける環境にいるかは分からない。
そして、シーズン4がシーズン3より面白くなる保障も無い。
けど、俺は楽しみにしている。
生で聞ける、なんて贅沢は言わない。
とにかくまた放送を聞ける事を。
そして、シーズン3並の面白い番組である事を、
新たな出会いと成長と感動がある事を望んで。