7/15 A18:00&7/21 B18:00 吉祥寺シアター『プロポーズ難民』:ピヨピヨレボリューション

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Wキャストなんで、A公演B公演、それぞれ1回ずつ観劇。
ホントは右手さんの回だけ見る予定でしたが、
客入りが悪いっぽいので、少しでも貢献しようかな、とw



概要は、参加した婚活パーティーでバチェラージャパンばりの
女のバトルがあって、ピヨレボお得意?のファンタジー要素がありつつ、
主役の東の恋愛要素を回収して終わり、って感じ。


公演時間は2時間くらい。
ピヨレボ史上最高の長さで、そのおかげで様々なシーン、
人間模様がしっかり描けており、ストーリーは申し分ない。
バチェラー要素も多数あり、右手さんらしさも感じられる。



特徴的なのは、場面の変わらなさ。
オープニングを除いた全ての場面が婚活パーティーの会場で行われる。
良いとか悪いとかではなく、とにかく特徴的だなー、と。
分かりやすさはある。



ベースとなる婚活パーティーでのやり取りがベースに、
東たちの恋愛模様と、ぶっとんだ設定のファンタジー要素が加わっているんだけど、
このファンタジー要素はいらないと思った。
ちょっとぶれるというかとっ散らかるというか…
出演者にも「物語にもついていけなくなってきた」みたいな事言わせてたけど、
それを自覚してるなら、改善してくれてもいいんだけどなーw
このやり方もズルイっていうか。




この婚活パーティーの優勝者は、宇宙から来た王子の婚約者になる、という事で、
ストーリー上の目的として、ぶっとんだ組の王子たちの存在は分からんでもない。
ただ、あずさはちょっとなあ…
婚活パーティーの参加者として、舞台上に常にいて、客に「???」を振りまいている。
後にそれが明らかになるわけだが、それまでに散々振りまいていた「???」を
回収させるほどの存在とは思えない。
だったら消してスッキリさせた方がいいと思う。
あと、おばさん役みたいなんだけど、とてもそうには見えないw

また、あずさは「宇宙から来た王子の諸々」との繋がりとは別に、
「裏切られた女」という役割も持ってるが、
これが、俺の中ではいらないと思う「宇宙から来た王子の諸々」よりも、
さらに印象に残らないw
メタル調の歌もちょっと聞き取りづらいし…
ピヨレボの歌はセリフと同義だから、聞き取りづらいのは勘弁。
あずさの歌以外にも、聞き取りづらい歌はあったが、特にあずさの歌は顕著。




女性のドロドロとか、バチェラーで培った見応えのあるシーンもあるが、
基本的には想像を超えてこないのも×。
もうちょっと右手さんの内面が見れるかと思ったけど、
疫病神の方がその点は上だったかな。
ただ、面白さは十分にあるし、見せ方もいいんじゃないかと。



聴覚障害と女性を好き(レズ)ってキャラクターを置いたのは、
右手さんお得意の多様性、という点でかなり効いてると思う。
特にレズキャラは、右手さんもレズ好きだし、ちょっとどうかなー、と思ったけど、
終わってみれば、ストーリーの正しさ、すっきり感を演出していて良かった。
聴覚障害は、パーッと視野が開けたような幅広さを感じた。


曲は『Kiss』の擦り方がいい。
何回かかかるけど、シーンによって歌詞も違い、全然違ったシーンになるのがいい。
『タドリミチ』や『サバイバル』も何度もかかってたと思うけど、うろ覚えw
もちろん曲そのものも、どれも良くできてます。



東理紗

事前にバチェラーを見ていたので、東初登場時は、バチェラーのいい女面々とは
かけ離れたちんちくりん姿に、アレって思ったけど、
始まってしまえば、しっかり東だった。
単純な素晴らしさだけでなく、ピヨレボとしての東、
バチェラーとは違う存在感、魅力が出てたと思う。

役名の「選辺愛」の「池辺愛」感がちょっと面白かったですw





・渡邊安理

ピヨレボは初…だよね?
キャラメルボックス所属らしいが、
俺が見た中でキャラメルの俳優が出た事は無かったと思うし。
有名劇団という事で、集客力が期待されますが、今回は客入りでかなり苦戦したみたいで、
その効果は薄かった模様。


で、しばらく初出演だとは思わなかったんだよなー。
こう言っちゃあなんだけど、既視感のある顔なんだよなーw
その割に主役級の活躍だから
「あれ?過去出演の感じから、こんなメイン張るような感じだったっけ?」って
思っちゃったw



それはさておき、主役級なんで、まー出番が多い。
かなりキーとなる役どころ。
ツッコミ役、解説役、進行役、あらゆる役をこなしつつ、
ストーリーでも東の親友であり敵のような関係性も感じさせたり…と、大忙し。



東の恋人を寝取るシーンは、うわあ…と思いつつ、
2回目見た時は、意外と収まりが良かったかな。
ピヨレボでこういうのは新鮮ね。




・石川琴絵

ちょうどいいブス…のはずが、さすが女優!って感じの綺麗さで、
しかも物語を面白くする悪い女を好演。
アフターイベントの時はちょうどいいブスに戻ってたのは驚いたw
うーむ女優ですわ…



・山崎未来

演じた「金閣寺光」というキャラクターがかなりハマっていたというか
面白キャラで、大きなインパクトを残した。
特に「〇〇じゃなーい?」という口調が印象的。
本人も気に入ってたのか、
アフターイベントのエチュードでもこのキャラ(というか口調)で
演じてました。



・鶴岡政希

ラブレッスンと称して、
ハイスペックな男性とバチェラーよろしくデートするシーンがあるんだが、
そんなハイスペック男性の一人、どことなく本田っぽいプロサッカー選手を演じる。
結構ハマり役で面白かったけど、後述の2人と比べると弱かったかなw



・吉村慧一郎

同じくハイスペック男性で、チャラいIT社長みたいな男性を演じる。
役名が「堀田貴文」だけど、IT社長ってだけで、ホリエモンとは似ても似つかないw
動きの面白さがすさまじく、ハイスペック男性の中で一番面白かった。
また、別シーンでは、ベジータのモノマネも披露。
こちらも素晴らしかったです。



・杉本恵祐

ピヨレボは初?
舞台出演も3回目らしいが…どっから沸いてきたんだ?
ツイッター→HP見たら、本業は歌手?!
ますます接点が気になる…

そんな歌手としての力を発揮したのが、
今までたくさんの歌がピヨレボにありましたが、
おそらく初となる、ギターの弾き語り!!!
これがまた曲も歌詞も良くて…
しかも、ギターだけでなく、途中からオケが加わってくるのも、
タイミング的にどうやってるんだ?!と思ってしまいました。


杉本さん自身の柔らかな表情も良かったです。
終盤の六川さんとのキスシーンは、ホントに口をつけるパターンと、
そうでないパターンがあったような気がします。




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ホントは、アフターイベント含め、もっと書きたい事があったのですが、
執筆途中に個人的に色々ありまして、書く暇が無いまま、
だいぶ時間が空いてしまいました。
なので、途中ですが、ここで終了させていただきます。
申し訳ございません。