刃牙の舞台化第二弾。
今回は、第二部?「バキ」から、最凶死刑囚編の舞台化となります。


会場は前回と同じ新宿FACE。
席は前回は南の9列、今回は南の8列とほぼ同じ。
列こそ今回の方が1列前だが、席の配置が前回と同じだと仮定して、
今回は前の人の頭が結構気になる席、対して9列目は一段高くなっていて、
前の人の頭がそんなに気にならない席になっていたかなあと。
また、今回は舞台の前の方で芝居する、というのがやや少な目で、
東西の席でもそんなに変わらないのではないか?という推測。
いうて少な目といっても、あるにはあるので、何とも言えないが。
〇キャストへのメッセージカード
出演者のサイン的なものが書いてあるのが大体なのですが、
大西桃香さんだけ一つ一つに返信コメントしてて、えらいなあと。


しかも、役者じゃなくて、
キャラクターそのものにもメッセージカードを送る事ができ、
原作を知ってるとニヤリとさせられるコメントに感心させられました。



〇原作との違い
一目でわかる最大の違いは、本来5人いる死刑囚のうち、
ドリアンがいない、という事である。
まあ舞台のボリューム的にも誰かを削除するのは分かるが、
比較的印象度の高いドリアンが消える事になるとは…
この辺の意図を聞いてみたいものです。
それに相対する地下闘技場メンバーですが、
登場人物、メインキャストのほぼ全てが前回から継続
=前回公演時にいなかった渋川が今回もいない、
という事で、4対4のバランスは取れてます。
渋川がいないんで、脱走後の柳との絡みや、学校でバキと2対1になる役は、
本部がやります。
確かに原作での公園のバトルもあるし、良いアレンジだとは思うが…
原作にはない本部+刃牙VS柳の構図にはワクワクしましたw
あとは、この舞台には、オリバ、鎬兄弟、ジャックハンマー、ガイア等、
死刑囚と絡みのある多くのファイターが登場しません。
ワンチャンアンサンブルの人がちょっとした再現をするのかとも思いましたが、
それも無く…
そういった中での各所アレンジが面白い。
一番顕著なのが、原作でドリアンの隠れ家にやってきた加藤の話が、
ガイアの隠れ家に加藤がやってきたことになって、当然負けて、
サンドバッグに入れられて烈に発見される等、
鎬とかドリアンのエピソードが混じってるんだよね。
その感じが面白い。
〇エピソードの取捨選択
https://magazine.confetti-web.com/confetti/interview/91654/
こちらの記事にも書いてるが、バキには名台詞が多い。
烈の一向に構わんとか、勇次郎の「色を知る年か!」とか情事うんぬんの話とか。
そしてこれらは舞台でも再現。
と同時に、エピソードの取捨選択をしてるとも言える。
一番印象的だったのは、烈がドイルを背負っての川渡りのシーン。
カットしようと思えば出来たのに、ムービー使ったり刃牙といえばの
「モブインタビュー」の形式で解説させたりと、アイディアを感じさせつつの
この舞台の意志、方向性を感じた。
〇死刑囚
多くの登場人物、キャストが前回から引き続いてる中、
新メンバーでありメインキャストでもある4人。
4人に共通して言えるのは、声+しゃべり方がめっちゃいい!!!
俺はアニメ一切見てないし、正直自分のイメージとは違うな、と思ったのだが、
イメージを越えてきてる感じ。
スペックなんかはハゲヅラがはっきり見え、外見的にはイマイチ感もあるんだけど、
声でイマイチ感を消せてる。
柳なんかは「え、こんな感じなの?!」と驚きはするんだけど、
妙に印象に残り、味になってる。
凄くいいなあ。
あとビジュアルはドイルがとんでもなく良い。
正直板垣先生の絵だと、イケメンなのかなんなのか、
よくわからない絵柄なんだけど、分かりやすいイケメンでありながら、
ドイルとして完成していて、嫌味な感じが一切なく、
これこそ実在するドイルだ!って感じ。
原作もそうだが、死刑囚は闘技場の面々と違い、卑怯です。
そういった部分も分かりやすく強調されてる感じも〇。
〇オープニング
前回同様、太鼓の演奏から。
で、登場した刃牙に、徳川がニトログリセリン持ち出して、
シンクロニシティの話をするって感じだったかな。
やっぱ試合から始まる前回の方が、オープニングとしては良かったね。
とはいえ、原作通りだからしゃーなし。
〇ラスト
死刑囚とのラストバトルは、
梢江との一線を越えた刃牙とシコルスキー、柳との2対1のバトル。
これは原作通りと言っていいだろう。
そして最後は地下闘技場で刃牙と勇次郎のバトルがはじまったー!
みたいなところで終わり。
まあ前回と方向性は一緒ね。
それでいて、舞台3部への示唆でもあるのかな。
大擂台賽はやらないんだろうなw
そもそも柳に毒手の設定が無く、ドイルも刃牙も毒にならないし。
〇とうぎば
前回公演の時は特に気付かなかった(気にならなかった?)んだけど、
地下闘技場って「とうぎじょう」じゃなくて「とうぎば」って読むのね。
ずっと「とうぎじょう」だと思ってたからめちゃくちゃ違和感。
アニメとか見てる人は分かってたのかな。
〇範馬刃牙/佐藤祐吾
前回の公演後もたまにトレーニングとかしてたらしく、
前回以上の仕上がりな印象。
よりカッコよく、より刃牙らしく。
さらには梢江とのデートのシーンも多いから、爽やかな格好?も増えて
女性ファンも満足でしょう。
また、時折出す大きな声は、通常の声と明らかに違って、
会場がビリっとするような感覚。
それがまた良い。
〇松本梢江/大西桃香
彼女の役割、ポジションは、前回のお供え物みたいなヒロインと全然違います。
最終的に一線を超えるわけですが、その説得力を感じさせる色気のある腰つき。
漫画のような細かい心理描写は再現できませんが、
それでもデートのシーンが何度も描かれ、下着で潜り込むシーンは、
デート中に雨に降られる→刃牙の家で薄着で密着、
お互いの心理描写は二人とも声に出し、
その後親父の邪魔が入って、原作だと「次に会った時にセックスする」ってなるけど、
そのままの流れでセックスする(と思われるw)。
キスシーンでも、本当のキスはしてない(と思われる)。
している風。
シーンによっては、ちょっとオラついてる声も出して、いい感じです。
「バキくんたすけてぇ!」で刃牙が助けるシーンは、
セリフ言い終わってから刃牙が来る感じで、「バ」でとは言わなくても、
言い終わらないうちに助けに来る感じが欲しかったなあ。
〇スペック/新井將
見た事無い漢字だな…
プロフィールみたら、典型的2.5次元俳優って感じで、
写真見るととんでもなくイケメン。
しかしスペックになるとそのイケメンらしさは全く無く、
気持ち悪い男です。
言うなれば怪演。
これが出来るのが凄い。
しゃべり方も朴訥風ですが、気持ち悪さマシです。
スペックが花山に弾を食わせるシーン、かなり分かりにくい…
まあしょうがないけど、原作知らないと何やったかわからないと思う。
〇ドイル/湯元健一
プロフ見たら、水樹奈々の事が好きみたいで、好感持てるわーw
先にも書いたけど、めっちゃイケメンで、存在感抜群。
スペックとは対照的に、役者本人よりこの役の方がイケメンに見える位w
〇シコルスキー/バーンズ勇気
4人の死刑囚の中で、一番目立ってないのがシコルスキーかな。
原作でもそうだったかもしれないが、
原作で相対するガイアやジャックハンマーがいない時点で、
シンプル出番が減っている。
バーンズさんはもともとの役者さんが降板しての代役だったから、
それで出番減ったとかあるのかな。
バーンズさんは名前の通りハーフなのか。
ダンス出来たりEXILEのオーディションでいいとこまで行ったりと、
また違ったところで見たい感あるね。
〇柳龍光/塚田知紀
死刑囚でドイルの次に良かったのが柳かなあ。
雰囲気の良さだけでなく、ちゃんと鎌を振り回すアクションもしっかりされてた。
ただ、用務員からの奇襲のシーン、ただあの格好からいきなり襲い掛かるだけで、
挨拶とかも無く、前フリに相当するものが弱すぎて×だなあ。
真空で壁を壊したりするのは映像で表現。
最初のシーンで「最も強力な毒ガスは…」で耳打ちするシーンも、
もっとタメが欲しかった。
塚田さんはJACの人なのか。
51歳だし、他の2.5次元な人とは違うなあ。
おじさんでありながらあの迫力…お見事でした。
ドイルとはまた違ったカッコよさがありました。
〇花山薫/桜庭大翔
スペックとの激闘を演じた花山。
一番の見どころは、格闘シーンではなく、ジャケットを脱ぎ捨てた後、
原作同様、スラックスの裾のあたりからバリバリと服を破って、
ふんどし一丁になるシーン。
そんなスムーズにいかず、若干のもたつきも感じられたものの、
あれどうなってんだ?
毎回破れやすいスラックス用意してるのか?
キスしてる刃牙カップルを襲うスペックを静かに助けたり、
刃牙に余計な女の話したり、最愛の強さを認めたり、
なんてのが、他の印象的なシーンかなあ。
〇愚地克巳/日向野祥
前回公演ではMVP級の活躍だったが、今作は出番は少な目。
神心会で強襲されるようなシーンが目立つかな。
なんか前回よりガタイが良くなった?
大きく見えるなあ。
〇加藤清澄/新井雄也
対照的に、前回モブクラスの存在だったのに、活躍したのが加藤だ。
まあ、原作通りと言えばそれまでだが、加藤の尖った感じが外見含めて良く出ていて、
魅力的ではあったね。
加藤役は前回の相澤さんから新井さんに変わってたのか。
全然気づかず…
新井さんは声優の学校行ってた割には、声仕事は少な目ね。
てか、前回の役者さんは格闘技やってた人だったのに、今回の方がアクション多くね?
〇烈海王/野間理孔
いやーこの人は凄いね。
バトルシーンに川渡りと、印象的なシーンが多いが、
俺が一番印象に残ったのは、サンドバッグの加藤発見に繋がる、
神心会で1人で練習(表演)しているシーン。
陰のある照明を浴びながら舞うそのシーンは、肉体美と陰影の美しさで、
静止画にしたら、何万円もするような烈海王の高級フィギュアになりそうな、
そんな印象を受けました。
ドイルとのバトルは、街中で偶然会って…って感じ。
バーに行ったりはしないし、相手の火を浴びても、
こっちも酒+火で対抗したりしません
(ビンの酒が用意できないから?)
ナイフみたいなのを乱射する事もなく、色々とカットされてるのは残念。
そして、原作では、ジャックハンマーに注射されて水を差されるわけだが、
舞台では通りがかり?の柳に注射されて気を失います(手刀的なやつだったかも)。
柳はそれで去っていき、なんだった感が強いです
(まあ、原作のジャックハンマーもそうなんだけどw)
〇末藤厚/樋口裕司
末藤役も、役代わりしてたのか。
メインどころじゃないとこういう扱いになるのかねえw
そして、前回同様モブに毛が生えたレベルの存在感です。
原作では、ドリアンに対してジェットコースターで戦う見せ場があったので、
その辺のエピソードが盛り込まれるのを期待していたのですが、
そんなこともなく、サンチンを披露する事もありません
(勝手にやってる可能性はあるけどw)。
樋口さんは、前回はボクシング部高山とかいう名のあるモブをやってた人だったのね。
役は変わったとはいえ、前回から出られてた方だったとは。
末藤には似つかわしくないイケメンかもw
〇愚地独歩/武田幸三
克巳ほどではないにせよ、こちらもドリアン不在で印象薄め。
手首が取れたりするわけでもないし…
〇本部以蔵/鼓太郎
渋川の代わりに柳の絡みがあるので、
出番は割とある。
活躍してるかと言われたら微妙かもしれんが。
公園のシーンも結局勇次郎が持って行った感あるし。
〇範馬勇次郎/両國宏
なんか前回より良くなった気がしたなあ。
風格が出てるっていうか…
バトルシーン以外の存在感が凄いから、これ大事。
〇徳川光成/田中章
結構出番あるよね…
セリフも多いし、プリンプリンの人だと思うと、相当よくやってると思う。
こんなにポテンシャルあったのかって位。
他の格闘家連中は、他の役者でも成立しそうだけど、
この役は田中さん以外いないんじゃないかって思わせられる。
途中で秘書?の松尾と漫才のような掛け合いもあり。
この日は、前回公演で加納役で出演していた役者さんが観に来ていて、
その人をいじるような感じの内容でした。
〇松尾/コウガシノブ
その秘書。
加納役そのものが無くなったので、徳川の側近みたいなポジションで、
より役割がはっきりした感あります。
〇ストライダム/吉田宗洋
これも役変わりしてたのか。
全然気づかなかった…
そもそもストライダム自体この作品にいるか?って気もしたけど、
見ると原作含めてそれなりには出てるんだよなあ。
そんなところかなあ。
面白かったけど、配信あるなら次からは配信でいいかなw
烈のスピンオフの舞台化も発表されたけど、
こっちはスルーでいいかなー。
いや原作めっちゃ面白いんだけど、1回しか読んでないし、
思い入れ薄なんで。