4/29 池袋シアターグリーン BIG TREE THEATER「illuminaTe The Room」

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第一弾はセリフ一切無しの梅棒スタイルに近く、
第二弾は時代劇風と、形を変えてきた遠山ドラマティア。
今作はミュージカルとなり、ダンサー役などもおらず、
役者が9人だけというのは、かなり少なく感じます
(しかも、観てわかったのだが、ほぼ一人一役と、
複数の役を兼任していないので、余計少なく感じる)。





〇ストーリー

主人公、パーシーは死者を蘇らせる研究をしている科学者。
蘇った死者はアナバイオシスと呼ばれている。
しかし、その技術は不完全。
(出来てるけど、軍で使えるレベルではない)らしく、
研究所の閉鎖を迫られている。
そんな主人公とヒロインの愛の物語。




〇感想

世界観は最高。
梅棒的とも、2.5次元的とも言える、分かりやすくもカッコよいビジュアル。
このカッコいい世界観がどう展開していくか…!
という期待感があったが、
ストーリーはたいして転がらず、
研究所の中だけでの展開。
しかもまさかのコメディー路線の上に、
ここ笑ってほしいんだろうなーって所で
笑いがたいして起きてない
(特に主人公、パーシーの長台詞など)。


そのうちヒロインや主人公のバックボーンや
恋愛要素がドラマを動かすのだが、
バックボーンはともかく、恋愛要素は
「好きになる理由」がイマイチ共感できず、
唐突に感じられてあまり入り込めず。
このヒロインは他のアナバイオシスからも好かれるのだが、
それもよくわからず…w


役者9人のうち、敵役にあたるのは実質1人なので、
よくあるバトルアクションなども無し。
それでも見せ方などで工夫はされてはいるものの、
物足りなさを感じるのも事実。



肝心のミュージカルは、まあまあ。
曲は特別悪くもなく、良くもなく。
刺さらなかったといえば、そうだろう。
それ歌う必要ある?ってシーンは序盤~中盤に
2つくらいあったかもしれない。



コメディーなら舞台ビジュアルの写真もっとそれっぽくしてくれw
あんなカッコいい、これから何か起きそうな感じのやつじゃなくてw



〇劇場

BIG TREE THEATERは、200人も入らないような小劇場。
後ろの方の席でも、満足して見れたんじゃないでしょうか。

しかし、会場が結構寒くて、
そっちに意識がいってしまうのは良くなかった。
他の客の会話とか聞いてても、寒いって言ってる人いたし、
あれは要改善でしょうね。

しかも、俺が観劇してから、数日経っても、
Xで相変わらず寒いって意見が書かれていて、
まだ改善されてないの?!
天野さん毎回観てるんじゃないの?
と驚き。
劇場の気温上げるのって、そんな大変な事なんだろうか。
さすがに公演後半になると、
そんな話は聞かなくなってたが、
単に俺の目に入ってないだけかもしれない。




〇クライマックス

こうなるんじゃないかな…という観客(というか俺)の
予想を裏切ってくるのだが、
その展開が3回くらい続いて、さすがに疲れたw

内容も100%分かった人はいないんじゃないかな?
あえてそういう余韻を残してるんだろうけど。
自分なりの解釈は出来たけど、
それをここでつらつら書くほどのモチベも起きず、
はっきりと理解してるわけでも無いので割愛。








〇三条・パーシー・バレンハイム:藤原祐

主人公。
マッドサイエンティスト中二病のエッセンスを感じさせる、
長台詞が特徴。
高笑いとかもしてたっけ?
自分のイメージとしては、シュタゲの主人公をもっと
明るくしゃべらせた感じ。


青、黄色、白のカラーリングは、餓狼伝説のアルフレッドを
想起させたが、改めて見比べてみたら、さほど似てなかったw



演技は素晴らしいと思うが、笑いが起きそうな所で起きない…
そこが気になった。
役者のせいなのか演出のせいなのか、
脚本のせいなのか、なんなのか。



エンディングで時間がジャンプするんだけど、
もっと老化させても良かったのでは。
見た目じゃなく、セリフのやり取りで時間が飛んでいた事を
示したかったのかな?
分かりやすい方がいいと思うけど。





〇オリビア・エルクスレーベン:音くり寿

研究所の秘密?を盗むために忍び込んできた女。
しかし、なんだかんだで研究所の一員になる
(この感じが好きではない、さすがに説明不足、
だがこのノリがこの作品がシリアスなノリではない、
コメディーノリということなんだろう)。




音さんは梅棒「曇天ガエシ」以来となるわけですが、
元宝塚という情報も込みですが、
やはり歌唱力は飛びぬけてる印象。
加えてコミカルな演技は曇天ガエシには見られなかったもので、
こんな引き出しもあったのか!
と、凄さを見せつけられる形に。
この公演には音さんファンもたくさん来てるだろうから、
小さい会場でその魅力を存分に楽しめたんじゃないだろうか。



ストーリー的にもこの作品を動かすキーとなる人物ですが、
音さんが演じる事で安定感もバッチリって感じ。





〇リリー:ひこひこ

メイド風アンドロイド。
演じるのが男性という事で、ロボコ的な感じなんだろうか
(ロボコ読んだ事ありませんw)


梅棒よろしく、開演5分前の前説から登場し、
作品の世界観にいざないながら、携帯電話や私語などの注意を
してくれます。
その際に、得意のパントマイムがたくさん見られて、
ひこひこさんショータイムみたいになってるのは良かった。
前回の遠山ドラマティアに出てたけど、
正直役者の一人って感じで、ひこひこさんの味がそこまで
出ていた印象も無かったからさー。




〇ライアン:横道侑里

生死をかけたギャンブラー体質のアナバイオシス
役名であるライアンは、劇中で聞いた時、
ライアーだと思ってました。
ギャンブラーだから、嘘つきそうじゃん?



クールといっていいのか分からないけど、
属性としてはクールでカッコいい系。
存在感はバッチリだが、特別見せ場があったかと言われると、
そうでもないような。
よくトランプをばらばらと落としてたけど、
ギャンブラー体質ではあるけど、
別に凄腕のギャンブラーってわけでもないのか?



横道さんは存じ上げなかったけど、元AKBの方なのね。
Wiki見たら、AKB以上に、役者でのキャリアが十分ある人って感じだなあ。




〇ルーカス:山咲和也

強そう。
声でかい。
武闘派担当のアナバイオシスって感じかな。


ライアン同様キャラ立ちはしてるものの、
バトルシーンがあるわけでも無いから、
武闘派としての見せ場は無し。


途中で英語かなんかしゃべるシーンがあって、
そこで初めて
「あれ、この声、なんか聞き覚えある…
シャッターガイでひのまる君やってた人じゃん!」
ってなりましたw




〇ロコロール:鶴野輝一

めっちゃ可愛いアナバイオシス
しかし、演じているのは男性ですw
クールキャラを女性が演じて、
可愛いキャラを男性が演じるというアンバランスさ…
いいような悪いようなw


もちろん鶴野さんには可愛いキャラの実績十分ですが、
セリフの無い梅棒ならまだしも、
セリフありだとどうもなあ…
まあ、十分可愛い声ではあったけど、
やはり女性のそれとは違うし。
きっと、アナバイオシスなんで不完全なんだろう、
という解釈をしました。


キャラのせいか、ルーカスやライアンといった
アナバイオシスよりは存在感あったと思います。
ちなみにかわいい男性、って事は無く、
ちゃんと女性なんだそうな。




〇伯爵:大久保祥太郎

他のアナバイオシスは名前がついてるのに、
この人だけ、役名が「伯爵」なの、いいんだよなー。

紅茶飲んでる、まさに伯爵然としたキャラ。
トランプのキングみたいな、スト6のJPみたいな印象の外見。


実は主人公であるパーシーの師匠の脳が宿っているという、
他のアナバイオシスとは一線を画す重要ポジ。
その情報を事前にパンフ読んで知っていたので、
すんなり入って来れたけど、
知らないと混乱したりしたのかもしれません。


大久保さんは初演の「Shuttered Guy」に出られてたのね。
正直全く記憶に無く、はじめましての気分で見てました。
インタビューにも参加されてるから、
この役者面子の中でも、ランクが上なんだろうなー。




〇ウェン・カインリッヒ・シシル:櫻井竜彦

役名は一ミリも覚えてませんが、
劇中の唯一の敵役。

スーツ姿で髪もいい感じのカッコよさ。
ビジュアル良いです。




〇カナエ・スヴェトラーナ・水城:斉藤範子

こちらも役名は一ミリも覚えてません。
主人公パーシーの上官。
圧のある声が素敵です。

最初に敵役のカインリッヒと一緒に登場して、
「あれ?こいつも敵なんか?」とか思いますが、
実は違ったみたいで、やっぱりな、ってなります。


実はヒロインの母、みたいなバックボーンも明かされ、
終盤の怒涛のストーリー展開には、若干のついていけない感もw







〇日替わりゲスト

この舞台には、日によって日替わりゲストが登場します
(登場しない日もあります)。
俺がたまたま取ったチケット(火曜日平日だと思って買ったら祝日だったw)は、
たまたま梅棒の楢木和也さんが日替わりゲストの回でした。




・オープニング

ひこひこさんの前説タイムに、
修理業者として登場。
意味ありげにパソコンを修理する姿は、
ストーリー上のフリにも思えたが、
特にそんなことはなく。





・中盤

個性的なアナバイオシスの一人として登場。
まあ、これは予想出来ましたね。
アナバイオシスという存在が、
日替わりゲストを組み込みやすいギミックかなあと。

名前はなぜかハニュウユズルw
何故かユズルしかしゃべりませんw


1回しか見ていないのでわかりませんが、
このシーンは日替わりコーナーになっており、
微笑ましいアナバイオシスとのやり取りの中で、
誰がくすぐられているかを当てる、
くすぐり対決が行われ、そこに参加する感じ。
このくすぐり対決、普通に難しかったですw





・終盤、エンディング

まさかまだ出番があるとは思わず驚いた!
いくつかある、ストーリー上の実は○○的なギミックの一つ、
実はこのお話は遊園地?のアトラクションの一つでした、
的なシーンのプレイヤー、とでも言うのだろうか。
ちょっとしたシーンながら、お得感はありました。


なお、この舞台は2時間15分と公表されていましたが、
実際は2時間30分くらいあり、
単純にゲストの分時間が伸びた感じか?








・エンディングの花

意味深に、机の上に花が飾られるのだが、
ヒロインのオリビアが花の名前だから、
リビアの花が飾られてるのかと思ったけど、
帰って調べたら、オリビアの花では無い模様。
なんの花かは不明。


っていうか、調べたら、リリーはもちろん、
パーシーって花もライアンってつく花の名前もあって、
もしかしてキャラ名全部花から来てるのか!?
と思って調べたら、ロコロールって花は無かったw






そんなところかなー。
過去3回の遠山ドラマティアでは、2作目が一番良かったかもなー、
っていう感想です。
別に今作も悪いとは思わないけど。