2024年 12/11 EX THEATER ROPPONGI「AGASA-完璧な殺人鬼-」:ロングコートダディ兎・クロちゃん・パンサー向井・平成ノブシコブシ吉村・男性ブランコ平井

UPするのは配信アーカイブが終わってからにしよう…と思ってたら、
一か月も経ってましたw
なお、配信アーカイブは全く見てません。



https://agasa.club/






〇前回との違い

まあ、基本的には同じです。
それでも十分満足できる内容でしたが、
終わってみれば、もっと違っても良かったかも、という気にはなりました。



最大の変更点は、
前回のウーバーイーツ配達員の役回りが、
アルコ&ピースの酒井さんに変更されていること。

酒井さんは、今回の舞台の配信での副音声として公表されていましたが、
実際は、舞台の出演者としてしっかり登場(副音声もやってるんだろうけど)。
しかも結構情報を与える重要な役割。
単純にエキストラ的な人からメジャーな芸人と出演者が変わった事によって、
ギャラも増えただろうに…
ここまで力を入れてくれる事が嬉しいし、平子さんも出ている舞台において、
酒井さんは、ただのメジャーな芸人以上の意味を持つからさー。
そこを押さえたのはでかいですね。


ウーバーイーツ配達員じゃなくなった事によって、
前作だとSHAKA、さらば森田、今作だとノブコブ吉村の楽屋は、
たくさんの暖かい食べ物から、
電気ストーブに運動器具であつあつ路線に変更、
全員に配布される台本のセリフも
「寒すぎる、とにかく温まりたい。何かあったかいものをくれ」

「寒すぎる、とにかく温まりたい。火を、火をつけてくれ」
と変更されていました。


ついでに台本は、ナレーションが追加されたり、冒頭のセリフじゃない部分が変更、
紙質はペラペラの安っぽいものに変わってましたw






俺が前回で不満に感じていた


・スタッフではなくAD


・2人目の殺人のタイムラグ


・脚本家が演出家のような事をしている


・夜公演なのに、画像上の台本の時間が昼公演のものになっている
(死体の下の台本は夜公演の時間になっている)



あたりはそのままだったのは残念かな。
まあ、修正すると、作品の構造も変わってしまうからってのもあるんだろうけど。


その代わり、前回で不満に感じられた、
松丸さんのスモークマシーンの細工は、
スポットライトも当たって、かなり分かりやすくはなってました。
「中の液体を水に交換」したようには見えないが、
「明確になんか作業してる」ってのは伝わりました。
舞台上でも兎さんが、この作業について突っ込んでたもんね。




細かいところで言うと、小瓶を開けたり匂いを嗅いだり、というのが、
前回だと危ないからダメ、ってなってたけど、今回はOKになってたような。

正直前回は、全てを知ってると止めなきゃいけないのも分かるけど、
それが分からないと、止めてる仕草が不自然に思えたから、
ありっちゃあり。

ただ、全貌を知ってると、嗅いで大丈夫?って気にもなるし…
あの段階で嗅いでセーフなんだっけ?
空にはなってるだろうけど、しっかり嗅いだら微量は残ってそうだしさあ。
1回効果発動してると、2回目は無いとかあるんかな。
まあ、パンフ見ると、明確な「〇〇」ってワードがあるから、
嗅ぐくらいならセーフなんでしょうね。
あれでもスモークマシーンもあるけど…



〇開演前



会場に入ると、スタッフと見られる3人組が、
左側の方で打ち合わせのようなものをしており、
かまいたちの夜」の舞台で、開演前から既に何かが始まっている、
という事があったので、そのパターンかと思って注意深く見ていましたが、
全くの無関係だった模様www
ただ単に慌ただしいだけだった?!


ロビーでドリンクとフランクフルトの物販があって、
これも前回無かったような気がする(ドリンクはあったかも?)と思って、
位置的にも、前回ウーバーイーツ配達員がうろうろしている場所だったし、
何かあるのかと思って写真撮ったけど、無意味でしたw


ロングコートダディ

今回の圧倒的MVP。
前回の狩野さんのような、なりきりによる面白さもありながら、
推理能力もメンバー中最高。
今回の芸人回で点数も最も高かった。


鋭い推理も披露しながらも、
噛みぐせがあるのか、ゴール間際で噛んでしまって
大爆笑が起きる、なんてシーンもあって、あまりにもズルい。
ちょいちょい賞レースで見かけてはいたが、
ここまでのポテンシャルをもってる人だとは思わなかった。



しかし、鋭さもあると同時に、
スムーズなタイミングで武器の入っている引き出しを調べる流れを作ったりと、
まるで台本があるかのような話の流れを作り出すこともあり、
それが謎というか、いろんな意味での「上手さ」が出ていた。






〇パンサー向井&平成ノブシコブシ吉村

2人とも、ある意味テレビ通りの活躍って感じ。
頑張って奮闘してはいたものの、キレのある推理が発揮されるシーンは無く、
ソツの無い感じにはなってたかな。


向井さんは赤ニット帽を被ってるキャラで、
帽子を取った時に帽子の跡が髪についてたのが、
ちょっとかわいかったですw
向井さんこういうの内心嫌がってそうなイメージあるけどw




男性ブランコ 平井まさあき

まず開幕、
上半身裸の役だったが、水木しげるのサラリーマンみたいな顔立ちの割に、
意外と筋肉質な身体でひと盛り上がりwwww

若さのせいか、兎さんほどでは無いにせよ、
勘の鋭さや推理能力も発揮していたように思えた。


また、5人の席が、右側がベテラン3人、左側が兎、平井の若手となっており、
分断が起きるかなーという心配もあったけど、
その心配は全く無く盛り上がっていた。



〇クロちゃん

冒頭の台本読み合わせの所、
「しん」つけて読んでくれるのかと思ったら、
書いてある通り読んで、意外と真面目というか、解釈不一致www


クロちゃんと向井さんがお互いを疑いあうようなバチバチ
見せつつ、基本そこまで目立った活躍も無く、
最終得点は、まさかの0点!!!
0点を取った出演者は、クロちゃんと、
この後のYoutubeに出演したもこうさんの2人だけだそうですw




5人に共通して言えるのは、やはり現場慣れしてるだけあって、
台本の無い未知の舞台でも、例えば引き出しから武器を取り出すとき、
一人一人が順番に取り出すように、しっかりと待っていたのがナイスだった。

他の回がどうだったかは分からないが、
例えばAさんが武器を取り出して、そのくだりが終わって無いのに、
Dさんが武器を取り出しちゃう、みたいなのも考えられるわけじゃん?
そういう事はせず、例えば証拠品をカメラに見せるのも、
結構配慮して見せてくれてる印象があった。



また、パンフ情報によると、前回の芸人回は、
友達感の強いメンバーだったが、
今回は、先輩・後輩の縦の関係性が強い5人でキャスティングしたとの事。
確かに兎、平井あたりは、なんで?っていう面子でしたが、
これを聞くと確かに納得感ありますね。

この縦の関係性が、今回の舞台において作用したかどうかは疑わしいですが、
兎、平井個人のポテンシャルが、今回の舞台の面白さを大きくしていたのは
間違いないでしょう。




〇アルピー酒井

まさか、配信での副音声役だった酒井さんが、
舞台の出演者になるとは…


大声を出して客席から入ってくるシーンがあるのだが、
そこはマジでビビりましたし、
周りの客もかなりびっくりしてました。
いい声出すわー。



その後舞台に長時間出演することになるのだが、
ネタバレになるので詳しくは言えないものの、
あの役を長時間というのは、楽な姿勢なのかもしれないが、
なかなか難しい気がしたので、結構凄いなーと。





〇松丸亮吾

さすがに2回目ともなると、前回のようなボーンデッドは見られず、
かなり安定感のある進行だった。
一人ひとりに推理を発表してもらうシーンでも、
慌てずゆっくりと情報整理が出来ていた印象。
まさに完璧。




〇アルピー平子

クライマックスでは、前回同様の芸人同士ならではのやり取りもふんだんに。
ディズムさんならではのシーンでも、前回と同じような展開になってました。
逆にクライマックス以外はあまり目立っていなかった印象だなー。
その目立ってない感を芸人に突っ込まれたりしたら面白かったんだけど。


あと、前回は遅刻した設定があったと思ったけど、
それが無くなってたような…
細かい時系列を検証する気は無いからよくわからないけど、
遅刻してた方が自然な気もしたかな?




〇AD

前回と同じ女性二人組で、一人が良くしゃべって、
一人がそんなにしゃべってないって所も一緒。
外見も似ていた気がするが、演じてる女性は違う?
声質も似ていたけど、ちょっとしゃべり方が違うというか、
前回の人は、いかにもって感じの、素人感の無いうますぎなセリフだったのに、
今回の人は、素人らしさもあるしゃべり方だったように思います。





〇パンフレット

ネタバレページに、前回以上に、明確に謎に対する答えを記載していて、
「見ても分からなかった」というのを無くした形。
これはいいね。
詳細なタイムラインまであるけど、ここまで作り込んだなら、
タイムラインの項目に酒井さんもあると良かったけど。

そして、SECTION7のやつ、舞台でもこんなこと一切触れられてなかったけど…
えええこの可能性は考えてなかった!




〇今後について

俺個人としては、「AGASA」という名前でやるなら、
このディズムさんの脚本で、
人を変えて続いていくスタイルを続けてほしさはありますね。
けど、きっとそうはならない気はします。

「AGASA」という名前を使い続けるなら、
「AGASA」という名前のキーアイテムが出る、
みたいな共通点があると嬉しいなあ。

あとはパンフ情報の原作を書いてほしい人の中に、
道尾秀介さんの名前があったのが良かった。
道尾さんなら、やってくれそうな期待感あるし。