4/19 世田谷パブリックシアター『Shuttered Guy』:梅棒

東目当てで初梅棒。
真ん中の後ろの方から観劇。
双眼鏡いる距離感。





感想ですが、とても面白かったです。
もう1回見たいと思わせる位。

セリフ無しという事で心配されたストーリーですが、これがとても良かった!
しっかり入り込めたし引き込まれた。

前情報で
「地方の商店街にショッピングセンターがやってきて、
衰退危機のショッピングセンターが奮闘するみたいな話」
ってのは仕入れてたんで、早々にショッピングセンターがやってきて、
商店街が一致団結して戦っていくのかと思ったら、
前半はたっぷり商店街の人々の生活、キャラクターを描き、
後半でショッピングセンターがやってきて、
一致団結どころか、ショッピングセンター側と商店街守る側に分かれて、
ストーリーが展開していく。
その後半の展開がまあ面白くて、すげー引き込まれた。


要所要所で笑えるネタもあるんだけど、笑えない位真剣に見てしまった
(床屋の奥さんが美容院の男と浮気する所とか)。
それだけ引き込まれたって事。
セリフが無いのに。
一体この先どうなるんだ?!と思わせる後半の展開はめっちゃ楽しかった。
セリフが無いのに、完全にストーリーだけでも見せていた。



あとは、愛すべきキャラクターと世界観ですね。
漫画のようにキャラが立ってる。
セリフも無いのに。
むしろ、セリフが無いからこそ、妄想力が働いて、
同人誌のような二次創作が捗りそうなテイストがある。

奇面組キャプ翼の舞台の感想を見てると、
原作好きの人が舞台のオリキャラのイラスト書いたりして
キャッキャしてたけど、そのテイストがあるんだよなー。
そのキャラクターをもっと確認したくて、
あの世界観にもっと触れていたくて…
その辺が、もう1回見たい!と思わせるヒキになってます。





〇ダンス

ダンスには大別して、以下の2つに分かれると思います。

①いわゆる普通のダンス

②セリフに相当するダンス、動き



当然②は重要。
ストーリーだけでなく、笑いもここから産まれます。

では①についてですが…確かに見事なんだろうけど、
ずっと見てると飽きてくる…は言い過ぎだけど、新鮮味は無くなりますね。

やはり音楽だって、ずっとサビはきつい。
Aメロ、Bメロがあってサビが生きるわけじゃん。
ダンスには、そのサビに相当するところがないか、
ずっとサビか…みたいな感じなんだよなー。
俺が感じれないだけかもしれないが。

ただ、梅棒のエンタメ性の高さ、分かりやすさ故の爽快感、
万人受け、正統派といった要素を構成する大事なパーツであるのもわかるし、
俺自身も、ダンスシーンで要所要所で受けた感動や興奮の余韻を味わいつつ、
テンションを保てたとは思うので、いいんじゃないでしょうかw




〇曲

確かに知ってる曲が多く、幅広い。
インフルエンサー』の「インフルエンサー」に合わせて、
医者がインフルエンザの診断をしたりと、ギャグのギミックに使われる事も多い。
このインフルエンサーギャグも、字で見ると寒いし、
或いはイントロで曲が分かっちゃうと、ギャグもネタバレ気味になっちゃうんだけど、
俺の音楽知識だと、「インフルエンサー」の箇所まできて、
「あー、これ乃木坂の『インフルエンサー』なんだ」って分かるレベルだから、
ちょうどいいんだよねw


あと、これは帰りに他の客が言ってるのを聞いて、なるほどって思ったんだけど、
基本フル尺で使ってる。
シーンに合わせてワンコーラスだけどか、編集して短くしたりとか、
そういうのをしてない。
よくわからんが、これはかなり頑張ってるんじゃないだろうか。


また、基本1曲1シーン(たまに2シーンにまたがる時があるが)。
場面転換が分かりやすい。





〇導入

これが非常に上手かった。
よくあるのは、開演時にBGMが大きくなったりして、
暗くなって音が無くなって、始まる、みたいなやつ。
そんなよくある感じではなかったわけ。


開演5分くらい前に、舞台となる街の、知事に立候補している女性が、
選挙の挨拶という体で、舞台の注意事項を言う。
まあ、この辺も、よくある感じだ。
携帯をマナーモードや電波を切るだけでなく、
暗転時のバックライト点灯も防ぐため、電源も切らせていたのが印象的でした。
結構こういうのって、嫌がる人もいそうだけど、皆協力的だし、
「私と一緒にスライドして電源切れるチャンスですよー」みたいな感じで
「電源を切る」という行為を一緒にやらせる、ってのも上手かった。


で、注意事項も終わって引っ込むのかと思いきや、そのまま演説?を続けて、
イントロに繋がる。
「19時」という開演時間の区切りというか境目をぼかしつつ
物語にスッと入っていけるのは〇。



さらに、自分の演説の様子をyoutubeにのっけて拡散するから、と、
客に自分のスマホを差し出して、演説の要素を撮影させる。
「なるほど…公演中にUPして、日替わりで楽しめる趣向か」
と、額面通りに受け取ったのだが、そうではなかった。
舞台のラストシーンで、知事がこの動画を再生させ、
立候補した時の初心に帰る。
オープニングで撮ったムービーがこのラストで使われる上手さ、
気持ちよさ、ストーリー上の感動に客席はつつまれる。
うーんお見事。


なお、俺が観た日では、撮影したお客さんが、
「このネコダ銀座商店街を…」と演説してる時に
商店街の看板を撮って、褒められてましたw




〇ストーリー


導入〜オープニング

前半 ネコダ銀座商店街の日常、それぞれのキャラクター紹介

中盤 アメリカのショッピングセンターを経営するセヴン姉妹の襲来
   揺れる商店街

後半 ネコダ銀座商店街の着ぐるみマスコットの意外な正体
   ショッピングセンターへ乗り込む

クライマックス 絶体絶命のセヴン姉妹は八百屋の娘を人質に
暴走する娘VSラーメン屋の息子



みたいな感じかな。



ストーリーはとても良かった、と最初に書きましたが、不満が無かったわけではない。
それはクライマックス。

前半で、八百屋の娘は、単にミカン好きなのか、それとも青果を愛するせいなのか、
ミカンを潰されると人間離れしたパワーで暴走するというキャラだったんだけど、
それがここで生きるという仕様。
セブン姉妹をあっさり返り討ちにする。
まあ、これに関しては全く問題ない。
これで終わる分には。


だが、暴走した八百屋の娘は、その力を止められず暴走し続ける。
それを止めるために、恋仲であったラーメン屋の息子が立ち向かう。
オヤジの愛を受け取り、暴走八百屋ばりのパワーを手に入れるんだが、
この部分が蛇足に感じたんだよなー。
だって、唐突だもん。
八百屋の娘は、前半にそういう描写があったからいいけど、
ラーメン屋にはそういう描写は無い。
親父の愛は受け取っていいけど、
それで人間離れしたパワーを手に入れるってのが不自然。
それ言ったら、八百屋だって不自然なんだけど、
八百屋は前半に描写があるから気にならない。
ラーメン屋は唐突なんだよなー。



あと、商店街面子がショッピングセンターに乗り込んで行って、
ショッピングセンター側のメンツと戦うんだけど、
その時のBGM、ももクロの『サラバ、愛しき悲しみたちよ』の5分間の描写だけで、
戦いが終わってしまうのが、短く感じた。
その時は、このシーンがクライマックスだと思って見てたせいもあるんだけど、
この舞台において、1曲=1シーンなわけだし、ここまで引っ張ってきての
最終バトルが1シーンだけで終わってしまうのが、どうもなー、って思ったんだよな。



だから、俺としては

・ショッピングセンターでの乗り込みバトルがクライマックス

・八百屋の娘の暴走で大逆転で終了


このどちらかならOKだけど、そこにラーメン屋の息子も加わるのは
不要というか、蛇足に感じました。




あと、一度ショッピングセンター側についたりゅうちぇる風の男が、
途中で商店街側に戻るんだけど、それが何故なのかさっぱり分からなかったし
伝わらなかったのも×。




〇女装

この舞台には女性の役者も出ていて、当然女性役ですが、
女性役を演じている男性も数人います。
導入の知事もその一人です。

いわゆる女装なんで、見た目で笑いが起きそうな、
コントっぽくなりそうなもんですが、
そういう部分も若干ありつつも、基本は女性として違和感無く見れるんだよなー。
この辺も凄いと思いました。




〇演出

この舞台を素晴らしいものにしている要因の一つが、数々の演出。
何を「演出」と言っていいのかわからない部分もありますが、
観劇して一か月以上経ってだいぶ忘れてる中、
特に印象的だったのは


①ネコダ商店街のセットが裏返ると、ショッピングセンターが出てくる。
ショッピングセンター初登場のシーン


②セヴン姉妹達がネコダ商店街にやってきて、建物の上に横並び、
商店街のメンツが下から上を見上げるシーン


もう一ついいのあったんだけど、忘れました。
どれもカッコよさは共通してますが、
①はショッピングセンターが出て来た驚き、
②は絵面のカッコよさ、見栄えの良さ
が突出してました。

また、①の商店街が裏返るとショッピングセンター、
ってのはその後も度々出てくるのですが、
それを動かしてるのが、スタッフじゃなく演者なんですよね。
結構力が要りそうな大型セットを、転換のタイミングで女性演者が
動かしたりしてるのを見て、すげーなーと思いました。
割と当たり前なのかな?




〇客層

やはり女性比率が高かったですね。
20〜40代メインで、お年寄りはあまりいなかった気がします。
なんかサラリーマンの集団もいたけど、
ニッポン放送で押されてたから、ニッポン放送の社員とか…?



〇ダンサー

割と出演者多かったし、ダンスメインの舞台とあって、
アンサンブル的な、「役名の無いバックダンサー、その他大勢の人」
みたいな人がいるのかなー、と思ったが、そういう人がおらず、
全員役名のある人、ってのは良かったなー。
いい意味で裏切られた。




〇ももか(東理紗

商店街のアパレルショップの店員。
おばあちゃんと二人で経営してるっぽい。
おしゃれキャラらしく、メガネや帽子、ぬいぐるみなど、
様々なアクセサリーで装飾され、最初のシーンで東と分からなく、
オープニング映像で名前が出てきて、そこで東と分かりましたw

後半でショッピングセンターに寝がえり、そこで最先端のメイク?
でイメチェンして、「かわいい東理紗」が見れるのですが、
ショッピングセンターは金で誘惑してるので、
ショッピングセンター側に付くと、顔に¥マークを取り付ける、
という記号があり、すぐにかわいい東理紗が見れなくなるのは×。
まあ、この辺はファン目線だけどw


しかし、外見以外では東らしさがとても良く表れてました。
ショッピングセンターは金で誘惑、という事で、誘惑された東は、
生うどんでお馴染みのチャリーンポーズを!


そして、一番の見せ場は、前半の商店街点描の最大のクライマックスと言ってもいい、
商店街にある、もう一つのアパレルショップ(というかフリマ)との対決のシーン。



まず、「LMFAO - Shots ft. Lil Jon」という曲に合わせて、
東側の店が商品をアピール。



サビ?の「Shots」の連呼に合わせて商品のシャツを取り出すシーンは、
この作品の笑いどころベスト5には入るだろう。

続いて、アプガの古川小夏演じる、もう一つのお店のターン。
ヤバイTシャツ屋さん の『あつまれ!パーティーピーポー』をBGMに、
同様にアピール。



こちらも「しゃっ!」の連呼があり、(その部分だけ)似た曲をチョイスしつつ、
洋楽と邦楽の対比、さらにそれが店の扱ってる商品のセンス、傾向も
表しているようで、実にうまい。


そして、花いちもんめの如く、この2曲が交互にMIXでかかり、
お互いにアピールしていく展開に。
基本フル尺で使っているこの舞台で、唯一(多分)編集しているこの箇所ですが、
非常に良くできてます。
編集に意味がある。


そして埒が明かないとばかりに、どっちの店のTシャツがいいか、というのを
舞台の客に決めてもらう流れになります。
基本セリフの無いこの舞台も、この部分はしゃべります。

で、客いじりといえば、東なわけですよ!
「ももか」という役のキャラクターのため、本来の東とは違う、
ピヨレボでも見た事の無い東ですが、
客いじりの上手さは生うどんの時を彷彿させます。


東側の人は「Everybody」を、
古川側の人は「えっびっばーでぃっ!」を客に言わせて、
勝敗を決する、って流れになるのですが、
「おい、Everybody言ってねー奴いるな」と、
ステージから客席最後方までダッシュして、
劇場案内のスタッフに詰め寄るところは、いかにも生うどん的。
他にも客の名前を聞いて「田中?平凡な名字だなー」とか言ったりw



ちなみに勝敗は、古川さんのお店の勝利。
他の人の感想を見ると、圧倒的に古川さんが勝ってるみたいだけど、
たま〜に東が勝ってる時もあるみたい。

https://twitter.com/tekito_yasuda/status/989525465814654976


一応客の声の大きい方を勝たせる、って事になってるんだが、
俺が聞いた限りほぼ一緒で、他の公演でもおそらくそうだろう。
だったら半々くらいで勝たせてもいいのに、この差は何なんだろうw
古川勝利固定ならまだ分かるがw


なお、2人が競った店のTシャツは、物販で売ってたと思います。
上手い商売。




他には、町の警察官との恋愛のシーンもあるのだが、
そっちはイマイチだったなー。
序盤の「好きになるシーン」と、エンディングの、「ラブレターを渡すシーン」が
あるんだけど、分かるのはその2シーンだけで、
その途中で、町の人々が大勢出て、当然警察官も東(ももか)もいるのに、
恋愛してる感じが分からなかったのが×。
まあ、大勢いるから、よく見るとそういうのがあったのかもしれないけど。




〇ユイカ古川小夏

一応東の所で触れたから上げておくか。
アプガの(仮)のメンバーで、アプガの振付とかもやってるみたいね。
踊れるメンバー、って事か。
KAKERU TVのおもらしドッキリでは好成績を上げてて、
俺的評価も上昇w


作品では、りゅうちぇるみたいな男と二人で、街のフリマをやってる女性の役。
数少ない女性らしい女性の役ですね。
アイドル感もあって華もありましたが、
金髪なのもあって、℃-uteの岡井ちゃんみたいなやさぐれ感も感じさせましたw




〇ジュン(RYO)

今回一番目を引いた役。
理由は、カッコいいからw

一目見た時は、ヤク中のジャンキー系浮浪者かと思われましたが、
すぐに美容院の店員と分かる。
それでも、舞台となるほのぼの地方商店街には似つかわしくない
派手な美容師、という印象だ。
見方によっては、ジャック・スパロウみたいな海賊みたいな格好にも見えるw


外見のカッコよさもさることながら、投げキッスなどの軽薄な行動で、
商店街の理容室の奥さんを奪い取り、ショッピングセンター側につく、
という役どころ。
その軽薄な行動が、余計カッコよさを倍増させてくれる。
どことなくヒールな印象というか、ダーク寄りな雰囲気も
他の商店街面子とは違った存在感があって良かったと思います。


なお、オープニングでは一人ひとりのダンスソロがあるのですが、
彼のダンスソロだけ、前の人の頭で全く見えませんでした…
くっそー!見たい人に限ってついてねー!
出て来たのすら気づきませんでしたw




〇オオタ(遠山晶司)/タナカ(田中穂先)

商店街にいるチンピラ二人組。
親分と舎弟、という関係性。
さっきの美容師と違って、もっと分かりやすい敵役。
とはいえ、露骨な邪悪ではなく、にくめない感じのキャラ。
このキャラクター、立ち位置が、いい感じで話を面白くしてくれます。


冒頭知事の導入シーンは
「そう、あの二人が現れるまでは…」というナレーションで終わります。
その後にこの二人組が出て来たから、てっきりこの二人が
ショッピングセンターの人間なのかと思って序盤は見てました。
その辺のミスリードっぷりも〇。



見どころは、序盤の最大の笑いどころとなる、床屋のシーン。
(後ろ)髪の長いチンピラが、床屋で髪を切るのだが、
髪を濡らすのに、バケツの水をぶっかける!!!
しかも何度も!
さらには何故か美容室の方にも行って、そこでも同様に水をぶっかけられます。
何回もやると、さすがに飽きるかと思われますが、バケツで水をぶっかける豪快さが、
何度見ても面白かったです。
音楽とも合ってたし。
曲忘れちゃったけどw





〇ひのまるくん(一色洋平)

商店街のマスコットキャラクター。
ネコのような着ぐるみ姿で、しばらく中身は見えないのですが、
ショッピングセンターの攻勢で途方に暮れていた商店街のタイミングで、
正体を表す。
実はセヴン姉妹の元秘書で、そこからの奮起→『YAH YAH YAH』は、
かなりよい高まりをしてくれます。
ちなみに、正体を表すくだりは、数少ないセリフありシーンです。


この時に「爆笑」と「大笑い」の違いをしゃべるのですが、
俺はちゃんと違い知ってたぞ!




〇Dr.KC(櫻井竜彦)

商店街の医者。
無免許らしく、ブラックジャックみたいな外見をしている。
名前からしケーシー高峰を連想させますが、
ケーシー高峰っぽい描写が無いのは残念w




〇あおい(佃井皆美

八百屋の娘。
この作中のヒロインといってもいい。
とにかく笑顔が素敵で太陽のような存在
それ故にみかんが似合うw

全然知らない人だったが、JAC出身でアクションが出来る人なのね。
ダンスが得意、は分かるけど、アクションってのも、また違った切り口ね。
30歳と思ったより年いってるが、その分キャリアはある模様。
舞台もめっちゃ出てるのね。

なお、前半にみかんをつぶされて発狂するときの曲は、
多分SEX MACHINEGUNSの『みかんのうた』って曲だと思います。
違うかもしれませんw




〇ミーナ(YOU)/バナナ(楢木和也)

セヴン姉妹。
いわゆる敵役です。
この舞台は女装も違和感ないので、てっきり二人とも女装かと思いましたが、
お一方はYOUさんという女性だそうです。
終わっていろんな人のツイート見てて、それで気づきましたw

ショッピングセンターですが、
イオンやヨーカドーのようなショッピングセンターではなく、
アメリカのネバダから来た、
セレブ感漂う高級シャレオツショッピングセンターって設定なんだよね
(厳密にはデパートらしい)
これがまた上手い。
なので、商店街にやってくるシーンのBGMは矢島美容室だし
(この「完全に忘れてました!」って曲チョイスはツボったwww)、
ビジュアルも矢島美容室のようなゴージャスな感じです。



また、セヴン姉妹の紹介シーンのBGMは、なんと林原めぐみの『薄ら氷心中』!!!
落語アニメの主題歌なんで、和のイメージがありましたが、
こんなアメリカセレブの曲に使うとは意外でした。
しかし、その怪しさがなかなかマッチしていて良かったです。






そんなところかなー。
1回見て「もう1度見たい!」って思える舞台は少なくて、
近年だと、ピヨレボの「疫病神」くらい。
「疫病神」は公演期間の短さもあり、行けなかったけど、
梅棒は公演期間が割と長かったから、実際にチケット取るアクション起こしたもんなー。
結局取れなくて2度目の観劇は諦めたんだけど…


とりあえず、今のモチベとしては、飽きるまで梅棒は観続けたいと思います。
まだ1回では判断できない。
いや、面白かったのは間違いないが、それが毎回なのかを確かめたい。



セリフが無い舞台…
基本的には良しとしませんが、
セリフが無いからこそ、受け手に委ねられるんだよね。
観ている人それぞれに感じ方がある。
だからこそ、心に残るし、受け手の解釈で面白くもなる。
これは独自の魅力があるんじゃないでしょうか。



あとは、リンクされる音楽の記憶ね。
ももクロの「バトルアンドロマンス」を聞くと、
「あーこれ買った時、静岡の方をドライブしてて、そこで聞いたなー」
みたいな情景と記憶が思い出される。
そうやって、音楽と定着してシーンが記憶されるのがいい。
やっぱり、見ても忘れたら意味ないからさー。