当時の俺の中で、最先端をいってるゲームメーカーは
スクウェアだった。
やっぱりさ、FFとか高品質なのよ。
グラフィックにしたって音楽にしたってシステムにしたって、
どれをとっても良くできてる。
つっても俺はFFはⅥで止まってるんだけど、
それ以降のFFだって、今に至るまで、結構最先端でしょ?
グラフィックとか諸々の情報を見る限り。
しかし、そこに登場した「伝説のオウガバトル(以下オウガ)」。
メーカーはクエスト。
FC時代からアクションゲームとか出してたけど、
どっちかってばクソゲーメーカーなイメージ。
当然期待はしてません…が、発売前から当時のファミ通で
結構な特集組まれてたような。
やってみたらビックリ。
当時、FFはⅤまでしかリリースされてませんでしたが、
明らかにそれを超えるグラフィック。
後にFFⅥが出たときも、やっとオウガのクオリティに
追いついたなあ…と思ったもんです。
グラフィックだけじゃない。
定番かつ絶対条件とも言えるファンタジーの世界観は、
タロットカードの要素もあり、格好良さをさらに向上。
イラストもカッコイイ。
数多くのキャラクター達も良かった。
そしてシステムも良かった。
数多くの仲間から編隊を編成する楽しさ。
戦闘システムも面白かったし、お腹イッパイになれる要素が
数多くありました。
特に兄貴のハマりっぷりときたら尋常じゃなく、
編成だけで1時間以上かけてたし、学校休んで
具合悪くなるまでやってたらしいからなあ。
ニコ動見たら、エンディングがいくつかアップされたんだけど
(マルチエンディングね)、俺の時は主人公が皇帝(王様?)になる
エンディングで、カオスフレーム(善行ポイントみたいなやつ)も
MAXだったし、多分一番いいエンディングだろうな〜と
思っていたんですが、本来の皇子が皇帝になって、
主人公は新たな旅に出る、ってのが一番いいエンディングらしいね。
ちなみにオウガシリーズですが、
コレしかやったことありません。
続編である「タクティクスオウガ」は、ほんっっと〜〜〜〜〜に
好きな人多いし、芸能人でも好きだって挙げてる人もちらほら見るし、
ゲームやるまでもなく、その名作っぷりは理解出来る、
まさに歴史に残る一本だと思うのですが、やったことありません。
つーか、やりたいと思いません。
だって、新しいゲームをやるのに、スゲーエネルギーいるじゃないすか。
SLGやRPGのようなゲームは特に。
SFC時代はまだエネルギーあったけど、たまたまやるタイミングが無く、
後にSSやPSに移植された時にはすっかりそんなエネルギーは無く
ゲーム離れの一途を辿ってたわけで…
でも、「伝説のオウガバトル」は俺の中では間違いなく名作です。
まあ、そんなことはさておき、こっからが本題。
このゲームの高品質を支える、音楽ですよ、音楽。
このゲームのサントラ、所有してるゲームミュージックのCDの中で
一番聴いたかもしれん。
このCD、ゲームオリジナルとは別に、MIDIアレンジの音源が
入ってるんだけど、それがまあ素晴らしくて。
最近のゲーム機だとゲームそのままの音楽でも聴けるんだけど、
当時のゲーム機の音だとショボイじゃん?
だから、どうしてもアレンジの曲が欲しくなるんだけど、
そのアレンジ具合によっては「オリジナルの方が良かったな〜」
なんて思うことも多々あるわけで。
そういう意味ではこのMIDIアレンジは、オリジナルの正当進化、
って感じの、何の違和感も無いアレンジで、まあコレを聴いて
「オリジナルの方が良かったな〜」と思う人はいないんじゃないかな、と
思うようなデキなんですよ。
MIDI音源の動画があったので貼っておきます。
曲名とか一部違うけど。
つーか、そこまで見るヤツいないかw
10位 Fortune Teller
ゲームを始めたとき、ウォーレンとタロット占いみたいなのを
するんですが、その時のBGM。
このハープっぽい音がツボなんですよね〜。
このハープ音、他の曲にも使われてるけど、
ちょっと使われすぎなんじゃないかとw
9位 Billow of the Dark
ラスボス。
ま、大抵戦闘の音楽ってのは格好良く出来てるもんなので。
イントロがラスボス特有のおどろおどろしさというか、
おっかない感じが良く出てて好きです。
8位 Overture
タイトル画面。
ゆっくりなんだけど勇ましい、このゲームの雰囲気+
タイトル画面って事を踏まえた良くできた曲だと思います。
7位 Atlas
戦闘前メニュー画面の音楽。
これを聞きながら長々とユニット編成するんですよねw
シンプルだけど美しいメロディに前述のハープ要素が加味され、
イイ感じです。
6位 One Episode
スタッフロールじゃない、お話部分のエンディング曲。
エンディングは大抵まったりした曲が多いんだけど、
これはそんなこと無い、アップテンポの曲で○。
エンディング感も良く出てるし。
5位 Guerilla War
戦闘の音楽。
MIDI版だとゲーム中では使われなかったイントロも入ってるよ。
まあ、いかにも戦闘っぽいカッコイイ曲です。
良く聴くとドラムが格好良い。
4位 Do or Die
ボス戦の音楽。
小気味いいスネアはツボですね〜。
---------<大きな壁>------------
3位 Revolt 崎元仁
メインテーマと呼ぶべき一般フィールドの音楽。
スパーンと入るイントロがまず良くて、
そこからのメロディの展開とか大好きなんだけど。
後半で鉄琴みたいなのでちょっと静かになって、
そこから盛り上がっていくところが特にカッコイイと思います。
2位 Accretion Disk 松尾早人
通称「いけいけマーチ」。
その名の通りイケイケな感じがたまりません。
草原を駆け抜けるぜ!
1位 Autumnal Sky 岩田匡治
通称「女心と秋の空」。
天空のステージで流れるこの音楽、
天空っぽい浮遊感がしっかりとありつつも、
前半は俺ツボのハープ要素と繊細なメロディで
聴かせ、後半はカッコイイ感じに雰囲気が
変わるあたり、非常に良くできた曲だと思います。
また、この浮遊感のある感じが俺のツボだってのも
あるんですよね。
次点
・Acquired Freedom
・Entrance Parade
・Impregnable Defense
・White Storm
・Dark Matter
ランキングですが、ベスト3が抜きんでてます。
この3曲が特に好きで好きで。
で、このゲームには作曲者が3人いるのですが、
キレーに3人それぞれがこのベスト3の曲を作ってるんですよ。
この辺が良くできてるなあと思うわけで。
特に松尾さんはこのゲームでは3曲しか作ってないのに、
そのうち一曲がしっかりベスト3に入ってるあたり、
なんか、嬉しいんですよ。
松尾早人とか崎元仁とか、ゲームミュージック界隈では
有名と思われますが、俺はコレで名前覚えました。